コロナ禍での剣道稽古方法!家で剣道が上達するのか?

コロナ禍での剣道稽古方法!家で剣道が上達するのか?

 

コロナの影響によって世の中が大きく変わりました。
剣道界は初期の段階でクラスターが起きたこともあり、
かなり神経質になっています。

 

 

コロナ前と比べてルールも大きく変わりましたし、
何より強制的に練習ができなくなる、
大会事態が、中止になってしまう。
そんなことが何度も何度も起きてしまいました。

 

 

私の学校の生徒も悔しい思いをして引退していきました。

 

 

そんなときだからこそ。
武道場で練習ができない今だからこそ。
やれることが無いか考えなければなりません。

 

 

今回はコロナ禍における剣道稽古方法
武道場が使えない時の練習方法について
書いていきたいと思います。

 

 

練習は武道場でしかできないのか?

 

 

学校での部活が無くなったことで、
自主練習しやすい部活とそうでない部活が、
はっきりとしたのを感じました。

 

 

例えば水泳部はプールが使えないので、
陸上で自主練習というのがとても難しい。
一方サッカー部や野球部の生徒達は、
公園で自主練習に励んでいました。

 

 

剣道はどちらに入るかというと、
屋内で裸足になり、特殊な格好をしてやるので、
やはり本格的な自主練習は難しいです。

 

 

そもそも私が剣道部の生徒に、
そこまで自主練習を求めていなかったのは、
そこが大きな理由でした。

 

 

最後の大会を控えていた3年生達は、
オンラインで一緒に素振りをしたり、
靴を履いて外で練習をしたりしていたと、
後になって聞きました。

 

 

彼らは稽古もろくにできないで、
最後の大会が無いまま引退。
気持ちのある子が多かった分、
本当にやるせない気持ちになりました。

 

 

家でもやれることはある。
素振りをしよう、足さばきだけでも。
そうはいっても剣道の稽古は、
やはり場所と人があってこそ成り立つものです。

 

 

色々な意見はあるとは思いますが、
私は身体を使った自主練習でできることは、
筋力を落とさないくらいだと考えます。

 

 

家で上達することはできないのか?

 

 

先ほどの話と逆転してしまいますが、
私は家で剣道が上達することは可能だと思います。

 

 

さっき筋力を落とさないくらいだって
言ったばかりなんですが、
それはあくまで体を動かす
自主練習の話です。

 

 

結論から言ってしまうと、
家で上達するために必要なことは、
頭を動かすということです。

 

 

もちろんヘッドバンキングしろ!
ということではありません。
とにかく考えることが大切だということです。

 

 

頭を使った稽古方法でおすすめしたいのは
下の二つです。

 

 

1 Youtubeで強い人の動画を見る

 

2 枝分かれ図を作る

 

 

では見ていきましょう。

 

 

Youtubeで強い人の動画を見る

 

 

こちらはもうあまり説明がいらないと思います。
Youtubeを開けば全国レベルの試合が、
たくさん見ることができます。

 

 

>>Youtubeで強くなるに進む

 

 

しかし、ここで気を付けてほしいのが、
コロナ前の試合をあまり見ないことです。
なぜならコロナ前後で大きくルールが変わり、
戦い方が変化しているからです。

 

 

鍔迫り合いができなくなったため、
今までと戦い方が変わったからです。

 

 

私ごときが語るのも恥ずかしいですが、
あの最強九州学院高校ですら、
新ルールになってから初めての春の選抜で、
思うような戦い方ができていないように感じました。

 

 

鍔迫り合いがないからこその戦い方。
新ルールでの戦略が上手くいっている戦い方。
そういったところに着目して見ると、
新しい発見があるかもしれませんね。

 

 

枝分かれ図を作る

 

 

私が理系の人間だからかもしれませんが、
昔から生徒に枝分かれ図を書かせています。
今はロジックツリーというかっこいい
言い方があるようですね。

 

 

これは実際の試合を想定して、
自分が前にでた場合の相手の反応
そこから剣先を下げた場合の相手の反応
そういったものを書いていきます。

 

 

上の図が簡単な例です。
今はアプリでこういったものを、
簡単に作れるようですね。私の場合、
いまだに手書きでやっていますが(笑)

 

 

これの良いところは、相手をイメージして、
自分の動きを考えられるところです。
自分ひとりでいると、どうしても
相手の動きを忘れがちになってしまいます。

 

 

さらにこうした言語化した状態でまとめておくと、
実際の練習が始まった時に、
今までよりも素早く選択した動きに
つなげられる場合が多いです。

 

 

さらにさらに話すと、途中で書けなくなる。
そういった場面設定が出てきます。
そこが自分の限界、そして伸びしろです。

 

 

枝分かれ図、ぜひやってみて下さい。

 

最後に

 

 

家での練習方法ということで紹介しました。
ただこれはあくまでも、部活が始まって、
そこで生かすための練習方法です。

 

 

やはり上達するためには武道場で、
竹刀を交えて稽古するのが一番です。
それが思うようにできない今は、
本当に苦しいですよね・・・。

 

 

今回紹介した内容が、少しでも
みなさんのモチベーション維持と、
練習の上達につながってもらえれば、
これ以上ない幸いです。


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