審判を味方にする?みんなに応援してもらえる剣道部になる!

審判を味方にする?みんなに応援してもらえる剣道部になる!

 

 

 


 

 

長いこと中学校の剣道部顧問をしていて、
応援してもらえるチームと応援してもらえないチーム
そういったチームを今まで見てきました。

 

 

優勝した時に「なんであんなチームが・・・」
と、思われてしまうチームと
「あのチームが優勝してくれてよかった!」
と、思ってもらえるチームが確かにあります。

 

 

どちらになりたいかと聞けば、どんな人でも
応援してもらえるチームがいい!
と、答えると思います。

 

 

剣道は人が審判をする競技です。
もちろん公平に審判をしているはずですし、
どちらかに肩入れをするようなことはあってはならないことです。

 

 

しかし、実力が拮抗しているギリギリの時に、
不思議と応援してもらえるチームの方が勝つことが多いです。
これは私が剣道部の顧問を続けてきた経験から言えることです。

 

 

応援できるチームになったほうが絶対に良い!
そんな話をここではしていきたいと思います。

 

 

どんなチームが応援されるの?

 

ouen

 

応援してもらえるチームにはいくつかの条件があります。

 

 

@ 挨拶がしっかりできる。

 

A キビキビと動きハキハキしている。

 

B 荷物の整理整頓がしっかりできる。

 

C 会場準備や片づけを一番に手伝う。

 

 

これはあくまで目に見える一部分の話です。
応援してもらえるチームには、溢れでる
一生懸命でひたむきな姿があります。

 

 

試合で負けても礼儀を欠くことはありませんし、
試合前後のあいさつも大きな声でします。
ピンとこない人もいるかもしれませんが、
分かりやすいイメージでいうと甲子園球児でしょうか。

 

 

毎年甲子園があれだけ盛り上がって、
平日にもかかわらず決勝の視聴率がとてつもなく高いのは、
今の自分に無いひた向きな青春の姿が、
大人達は大好きだからです。

 

 

試合の会場ですれ違った全然知らない選手に、
「こんにちは!」と元気よく挨拶されたら、
誰でも悪い気分にはならないはずです。
それをチーム全員がしたらなおさらです。

 

 

そのチームが決勝戦まで勝ち上がって、
必死に試合をしている姿を偶然見たら、
心のどこかできっと思うはずです。
「あんなに良い子達なんだから勝ってほしい」と。

 

 

そうやって応援してもらえる人が増えていけば、
結果が100対0だったのが
99対1くらいになるかもしれません。

 

 

もしあいさつした相手が偶然審判をしていたら、
その確率はもう少し変わるかもしれません。

 

 

こんな書き方をするとすごく汚い感じがしますが、
若者のそういった姿は人を惹きつける魅力があるのです。
そしてそれはその先の人生においても生きてきて、
応援してもらい幸せになれると私は信じています。

 

 

応援してもらえるチームになるには?

 

ouen

 

応援してもらえるチームにするためには、
先ほど書いたような、

 

 

@ 挨拶がしっかりできる。

 

A キビキビと動きハキハキしている。

 

B 荷物の整理整頓がしっかりできる。

 

C 会場準備や片づけを一番に手伝う。

 

こういったことが大切です。
ではこれらをできるようなチームにするには、
どうしたらいいのでしょうか。

 

 

それには以下の2つの条件があると思います。

 

1 習慣として生徒にしみついていること

 

2 生徒自身が良いことだと感じていること

 

 

この2つの条件の打ち1つめについては、
正直時間がかかることだと考えています。

 

 

別のページにも書きましたが、
部活の雰囲気が当然として、
それらの行動を受け入れている場合は
自然とそういった行動がとれるようになってきます。

 

 

しかし、こういったことは伝統として先輩から後輩へ
伝わっていく状態にもっていく必要があるので、
数年くらいかかるつもりで取り組むのが良いでしょう。

 

 

>>部活の雰囲気を変えるに進む

 

 

2つ目は1つ目と並行して行わなければなりませんが、
生徒に顧問が応援されるチームにしたいことと、
応援されるチームになった時のメリットを、
伝え続ける必要があります。

 

 

私の場合ですと、例えば学校生活で何か問題が起きた時に、
「あなたの取った行動は、応援されるチームになること?」
という言葉を必ず最初に持ってきます。

 

 

全体に対しても「応援されるチームになるための大会にしよう」
と、試合に出ない生徒にも伝えています。

 

 

応援されるチームになった場合に、ギリギリの勝敗が変わること。
これからの人生でも幸せになるであろうこと。
そういった話も、折を見てよくしています。

 

 

また、試合の結果にかかわらず、
態度や行動を他の顧問の先生から褒められた時には、
必ずそれが一番大切だということを伝えています。

 

 

それを続けることによって、
生徒に応援してもらえるチームになろうとする意識と、
そのための行動も定着していきます。

 

 

顧問の態度も大事

 

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生徒の話ばかりしましたが、応援されるチームになるには、
顧問の先生の態度や振る舞いも大切です。
もしかしたら生徒以上に大切かもしれません。

 

 

生徒がいくら一生懸命やっていたとしても、
どれだけ稽古をして強くなったとしても、
それを率いている顧問や監督が傲慢な態度や、
仕事をしない人であっては、印象は悪くなります。

 

 

たとえば学校の仕事を全然やらずに、授業もてきとうで、
部活だけは一生懸命やっている顧問の先生は、
まわりまわって悪い印象を持たれてしまいます。

 

 

剣道部の顧問をやっていると色々な仕事が回ってくるときもあります。
そういった仕事を断って、試合で結果だけ出すような顧問の学校は、
印象が悪くなる場合がほとんどです。

 

 

私もどれだけ忙しくても、
絶対に学校の仕事で迷惑をかけないようにしていますし、
学級経営も真摯に取り組んでいるつもりです。

 

 

大会の運営の仕事や、審判講習会の参加なども頼まれますが、
できるだけ断らずに、周りの先生とも
友好な関係を築いていこうと考えています。

 

 

生徒に求めている分、顧問自身も
周りに応援される人であろうとしなくてはなりません。

 

 

率先垂範を大切にしていきましょう。

 

最後に

 

 

私の学校の剣道部は、自分でいうのも何ですが、
周りの先生たちからとても評判が良いです。
明るく元気で素直、そして一生懸命。
そんな印象を持ってもらえるからでしょう。

 

 

これはやらされている状態では、
どこか不自然で機械的な印象になります。
表情がどうしてもかたくなりますからね。

 

 

生徒が「そうすることが良いことなんだ」と、
心から思えるようになった時に、はじめて、
周りの人たちは応援団になってくれます。

 

 

私は常に、今やらせていることがその子の人生において、
良い影響を与えるものかどうかを考えます。
それが正しいかどうかはわかりませんが、
少なくとも私は良いことだと考えてやっています。

 

 

そして、私自身も応援される人間になり、
幸せな人生を歩んでいこうと考えています。

 

 

>>弱小剣道部が強くなった秘密

 

 

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