新品の剣道着や袴の扱い方!手洗いの仕方を紹介!

新品の剣道着や袴の扱い方!手洗いの仕方を紹介!

 

 

新品の剣道着と袴にご注意!!

 

 


 

 

 

新品の剣道着や袴。まだ馴染んでおらず、
パリッとしている剣道着や袴。
これから長い付き合いになるものが手元に届いた時には
本当にワクワクしますよね。

 

 

しかし、新品だからこそ気を付けなければならない
こともたくさんあります。
ここでは新品の剣道着や袴の扱い方について紹介します。

 

 

 

 

 

新品の剣道着や袴は手洗いで

 

 

以前別の記事で洗濯機での洗い方を勧めましたが
、やはり新品の剣道着や袴は手洗いの方が良い
でしょう。

 

 

剣道着と袴の洗い方に進む

 

 

新品の中でもジャージ道着や
色落ちしないように処理された道着、テトロン袴(化学染料)などは、
初めから洗濯機で洗っても良いでしょう。

 

 

もちろん白い剣道着や袴は全く問題ありません。
しかし、藍染された道着や綿袴については、
私も必ず手洗いを最初にします。

 

 

 

剣道着の種類に進む

 

 

>>袴の種類に進む

 

 

新品の藍染めの道着を洗濯機で洗ってはいけない理由として、
以下のものがあります

 

洗濯機で新品を洗ってはいけない理由

 

1 色移りしてしまう

 

2 色ムラが出やすい。

 

では順番に見ていきましょう

 

色移りしてしまう

 

 

 

 

新品の剣道着や袴を、そのまま着て稽古をすると、
体に染料である藍の色がついてしまい、
全身真っ青になってしまいます。

 

 

私の部活の生徒も、
時々真っ青になり周りからドラえもんと呼ばれています(笑)

 

 

少し体とこすれるだけで簡単に色が出てしまう新品の藍染め。
洗濯機で洗おうものなら、洗濯槽にまで藍の染料がついてしまい、
次に洗濯したものまで色移りしてしまいます。

 

 

初めにしっかりと手洗いで染料を落とすことで、
そういったトラブルは回避できます。

 

 

ちなみに、色止めされた剣道着や、
ウォッシュ加工されたもの、テトロンの袴であっても、
新品の状態ですと多少の色落ちはします。
洗濯機で洗う場合も他のものと一緒に洗うのは避けましょう。

 

色ムラが出やすい。

 

 

藍染めの剣道着や袴を長いこと使っていると、
色が抜けてきて藍染め独特の風合いが出てきます。
胴紐や面布団、垂れ、などとこすれる部分は、
色が白っぽくなってきて、練習量を感じることができます。

 

 

色が抜けて白っぽくなる理由は、
紐や防具とこすれることによって、
藍染が部分的に取れてしまうことにあります。

 

 

特に汗などの水分で
藍が取れやすい状態でこすれると
色は抜けやすくなります。
こういった周りと色が変わることを色ムラといいます。

 

 

剣道の稽古中に色が抜けることでできる色ムラは、
防具をつけることによって目立たなくなりますし、
当たり前のことなので気になりません。

 

 

しかし、洗濯機で洗った場合は、
普通だとこすれないような部分がこすれてしまい、
そこが色ムラになる場合があります。

 

 

多少色が抜けて落ち着いた状態ならば大丈夫ですが
、新品の場合は、変な部分が色ムラになりやすく、
恥ずかしい状態になってしまいます。

 

 

初めのころの手洗いでしっかりと染料を落として
落ち着いた状態にすることで、
このようなトラブルは起きなくなります。

 

 

最初の手洗いをしっかりとしましょう。

 

手洗いの方法

 

 

先ほども書きましたが、新品の藍染めの剣道着や袴は、
洗った時に染料が溶け出して、すごい色になります。

 

 

新品のまま着てしまうと、体にも色がついてしまうので
購入後は一度、
バケツやタライにぬるま湯をはって洗った
方がいいでしょう。

 

 

ちなみに私は、
息子の昔使っていたベビーバスを利用しています。
家にタライなどが無い人は
代用品を探して見るといいでしょう。

 

 

中には一度洗った状態で売っている商品もあります。
家で洗う手間を考えると、
ウォッシュ加工されたものを購入するのも良いでしょう。

 

 

3回ほど足や手で押し洗いをしてやれば、
体につくような色落ちはしなくなります。
ポイントとしては短い時間ですませることです。

 

 

長い時間かけてしまう、ましてや漬け置きをしてしまうと、
色が大きく抜けてしまいます。

 

 

また、お酢を入れることで、
色落ちを抑えるという意見もありますが、
私は酢の臭いがついてしまうのが嫌で今はやっていません。

 

 

しかし、色落ちを止める効果は多少ありますので、
しっかりと洗うのを前提にやってみてもいいかもしれません。

 

 

 

 

酢を入れる場合は、水に対して10分の1程度いれます。
(100ccにつき10ccほど)最初に洗う時に、
この酢水で洗うことを色止めといいます。
興味がある方はやってみてください。

 

 

ちなみに
りんご酢などの糖分が含まれているものは
生地を傷めるのでやめましょう。

 

 

下に私も商品を購入させていただいている
武州一さんの洗い方動画を載せさせていただきます。
プロの洗い方なのでできないものもありますが、
参考になるところがたくさんあるので見てください。

 

 

 

袴の洗い方ポイント

 

 

剣道着はそのまま洗えば大丈夫ですが、
袴に関しては多少コツがあります。
先ほどの動画を参考にしながら書いていきます。

 

 

 

初めにしつけ糸を切るようにしてください。
つけたままですと色むらが起きてしまいます。

 

 

 

ヒダがぐちゃぐちゃにならないようにクリップで止めておきます。
ひとつのヒダに対して2か所くらい止めておけば完璧です。
最悪これは無しでも大丈夫です。
私もこれはやらないことが多いです(笑)

 

 

 

洗う時は、ゴシゴシとこすってはいけません。
こすった部分だけ色ムラになってしまいます。
あくまで水の中で泳がすくらいの力です。

 

 

ふみ洗いはヒダをぐちゃぐちゃにしないようにまっすぐ踏んであげます。
私の場合足で踏むスペースが無いので、
一度風呂の洗い場に出して踏んで、もう一度水にさらすようにしています。

 

最後に

 

剣道着や袴は、場合によっては
一生付き合うものを購入する場合もあります。

 

 

毎回このように洗うのは難しいかもしれませんが、
最初だけでも真心こめて洗うようにしましょう。

 

 

大切にしたぶん、剣道着や袴も長持ちします。
愛情をもって扱いましょう。

 

 

>>弱小剣道部が強くなった秘密

 

 

きれいに洗った剣道着で練習しましょう!

 

>>剣道の稽古メニューを紹介に進む

 

>>剣道具のメンテナンス方法に戻る

こちらもよく読まれているページです

剣道着と袴の洗い方
剣道具の中でも、一番汗を吸って、一番洗う機会の多いのが剣道着と袴でしょう。普通の洗濯物のように洗ってしまうと、剣道着や袴はすぐに傷んでしまいます。ここでは剣道着と袴の正しい洗い方を学びましょう。
剣道着と袴の干し方
洗濯は洗ったところまでで終了ではありません。しっかりと乾かすためには干す必要があります。そして、干した後にもちょっとした工夫で、美しい状態を保つことができます。ここでは洗い終わった剣道着や袴の干し方と、その後の保存の仕方について紹介していきます。
竹刀の手入れの仕方を知る!
竹刀は少しくらいの傷み方ならば、手入れをしてあげれば使い続けることができます。竹刀の手入れも剣道の大切な稽古のひとつです。ここでは竹刀の手入れの仕方を学びましょう。
竹刀の組み方、ばらし方!
私の学校の生徒にも竹刀を組み立てることに憧れをもってほしいと思っています。生徒に最初に購入してもらう竹刀は、わざとバラバラのものにしています。その竹刀を私や先輩に教えてもらいながら自分の竹刀にしていくのです。自分で作った竹刀は愛着があるようで、組み立て済みの物を買うよりも大切にする気がします。剣道をやっているのに竹刀の組み立てもできないのは恥ずかしいことだと私は考えています。ここでは剣道のある意味基本ともいえる竹刀の組み立て方について学んでいきましょう。
剣道具の臭い対策
剣道のイメージのトップ3に入るであろう剣道具の臭い。剣道をやっていない人からすると、あの臭いは我慢できないようです。ここでは私が実際に行っている臭い対策について紹介していきます。
防具の干し方
防具を干すのに説明がいるのか?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、干し方ひとつで、防具の傷みかたも大きく変わります。ここでは、正しい防具の干し方について書いていきます。
塩の吹いた防具をきれいに!
夏場の剣道で一番の問題は、大量にかく汗です。 汗だけならば問題は少ないのですが、その汗を大量に吸っているのは、面や小手などの防具なのです。大量に汗を吸った防具も、乾かしてしまえば水分は無くなってくれます。しかしそのままにしておくと、雑菌が繁殖して臭いやべたつきの原因となります。臭いやべたつきをとっても、残ってしまうのが、汗に含まれている塩分です。塩分は防具の中に染み込み、最終的には防具の外側に白い粒として出てきます。これをそのままにしておくと、面全体が白っぽくなってしまい、見た目がとても悪くなってしまいます。今回は潮の吹いた防具のお手軽な手入れについて書いていきます。

サイトTOP 弱小剣道部が強くなった秘密 お問い合わせ