大会前に部活のチームが盛り上がらない?コツは緊張と緩和!

大会前に雰囲気を盛り上げろ?コツは緊張と緩和!

 

 


 

 

私は毎年、夏の全中へとつながる中体連の大会が近付くと、
夜に色々と考えてしまい寝られない日が続きます。
おそらく生徒以上に緊張しているのでしょう笑

 

 

大会前は選手も監督も緊張すると思いますが、
稽古中にはそれを吹き飛ばす雰囲気があるといいですよね。
大会前は、やはり部活が一丸となって、
良い雰囲気で盛り上がっていくのが理想だと思います。

 

 

しかし、どうも雰囲気が上がらない時もあるでしょう。

 

部活が全体的に元気がない。
緊張感が無くだらっとしている面が見られる。

 

大会前なのに本当にこれでいいのか?
そんな不安が余計に焦りに繋がり緊張になることもあるでしょう。

 

 

今回は、大会前のチームの盛り上げ方について書いていきます。

 

 

あなたの部活に足りないのは何?

 

 

一口に部活を盛り上げると言っても、それぞれ状況が違うと思います。

 

例えば試合前の緊張感が無く、
何となく雰囲気がフワフワしているチームには、
緊張感を与える必要があると思います。

 

 

逆に、試合を意識しすぎて、ピリピリしているチームに、
それ以上の緊張感を与える必要はないでしょう。

 

 

チームの雰囲気を決めるのは、「緊張と緩和」だと私は思います。

 

 

張りつめっぱなしの気持ちは、身体を固くしますし、
緩みっぱなしの気持ちは、集中力を無くします。

 

 

稽古中にグーッと緊張感を上げたのならば、
ふと気持ちをゆるめる瞬間をつくってあげることで、
身体の力を抜くことができます。

 

 

逆に稽古中にダラダラっとしてしまっている場合は、
どこかでパッと緊張感を持たせる場面をつくることで、
再び集中力を高めていくことができます。

 

 

できれば30分の稽古中に緊張と緩和を3回くらい繰り返せると、
選手は良い状態・良い雰囲気で稽古ができると思います。

 

 

特に剣道という競技は、試合中に
集中力を限界まで高める必要がある競技です。
稽古中にこのON・OFFの切り替えができるようになっていると、
当日の試合でもパフォーマンスを上げることができます。

 

 

普段の稽古中の雰囲気によりますが、
指導者や、チームをまとめるキャプテンなどは、
チームに足りないほうを意識して、
積極的に緊張と緩和を入れていくと、雰囲気が上がっていくでしょう。

 

 

緊張と緩和をどうやって入れるか?

 

 

先ほど紹介した「緊張と緩和」の入れ方ですが、
それまでの部活の雰囲気作りがうまくいっていれば、
ポイントを絞りながら意図的にやっていくことができます。

 

 

>>剣道部の雰囲気を変えるに進む

 

 

緊張の入れ方(怒鳴るは奥の手)

 

 

「緊張」の入れ方で、最も簡単な方法は叱ることです。
大きな声を出して叱ることで、部活に緊張感が生まれます。

 

 

ただ、この方法は特効薬的なものなので、
毎日何回もやっていては、すぐに生徒も慣れてしまいます。
怒鳴っても緊張感が上がらなくて、生徒に手をあげる指導者もいますが、
それは絶対にやってはいけないことだと思います。

 

 

>>剣道部は体罰が多い?に進む

 

 

教師という仕事をしていて思うのは、
相手を委縮させるような怒鳴り方をしたとしても、
怒鳴られた子は「恐い」という感じ方をするだけで、
本質が変わることは、あまり無いということです。

 

 

ただし、普段の良好な関係がある上で、「ここぞ!」
という場面で怒りの感情を表現することで、
生徒の中にスッと入っていく場合もあります。

 

 

緊張感のある練習というと、
恐い監督が怒鳴り声を上げているイメージかもしれませんが、
そういった監督は、生徒との信頼関係づくり
しっかりとやっている場合のみ有効なのです。

 

 

緊張の入れ方(語りを入れる)

 

 

 

これは私がよくやる方法ですが、
生徒の気持ちが緩んでいると感じた時に集合させ、
大きい声を出すわけでは無いですが、凛とした態度で話をします。

 

 

話す内容としてはいくつかありますが、
生徒一人一人の心に語りかけられる内容にしています。

 

 

例えば以下のような内容です。

 

 

最後の大会まであと一ヶ月になのは知っているよね?
(生徒:はい!)
 
今のだらっとした練習の雰囲気だと、次の大会で終わっちゃうよ?
別にみんながそれでいいならいいけど。
(生徒:いやです!)
 
俺はあと一ヶ月で3年生とお別れしたくないんだよね。
まだまだ伝えたいこともあるし、しゃべりたいこともあるし。
2年生は、さっさと3年生にいなくなってほしいの?
(生徒:ちがいます!)
 
じゃあ今の状態変えていかないと。
このまま終わるような部活じゃないよ!きりかえられるか?
(生徒:はい!)

 

 

こういった次の試合へのプレッシャーをかけてやることもあります。
逆に、今までやってきたことを
思い出させるような話をすることもあります。

 

 

この中で中学校から剣道はじめた人は手を挙げて!
(経験者は1人しかいないので、ほぼ全員手を挙げる)
 
そうだよね。うちは初心者ばかりの学校だよね。
つまり3年生でも剣道をたった2年間しかやっていわけだ。
小学校からやってきた子と比べたら、全然短い時間だよね。
だから、今まで試合でほとんど賞に入れなかった。
(生徒:うなずく)
 
でも、うちの学校はその分、みんなで一緒に強くなってきたよね。
頼れる強い選手はいないけど、お互いに頼れる存在になってきた。
だからチームワークでは絶対に負けないはずだと思う。
(生徒:うなずく)
 
そんなうちのチームの良さは、稽古中に声かけあって
お互いにがんばり合ってきたことじゃないの?

その良さを最後もう一回確認して盛り上げていこうよ。
(生徒:はい!)
 
まだまだいけるよ!
(生徒:はい!)

 

最近話した内容を思い出しながら書きましたが、
けっこう恥ずかしいこと言ってると思います笑

 

 

中学生は青春真っ盛り。
まさに青春といった話が結構心に響くと思います。

 

 

私はこういった青臭いことが好きなのですが(笑)
こういったことが苦手な人もいるかもしれません。
内容にはとらわれず、気持ちを入れて自分の気持ちや期待、
これからの展望などを話すことできっと変わると思います。

 

 

生徒の心に火をつけるような話をしてみましょう。

 

3 緩和の入れ方(笑顔でしゃべるだけ)

 

 

 

緩和の入れ方が苦手だという監督の方もいるかもしれませんが、
簡単なのは、ニコニコしていることだと思います。

 

 

私は休憩中や、練習後は特にですが、
生徒と何でもない話をして笑うようにしています。

 

 

監督によっては、生徒としっかりと距離を置いて、
休憩中なども一切寄せ付けないオーラを出している人もいますが、
そういった人は特に、笑顔を見せることによって、
選手はふっと気持ちを緩めることができます。

 

 

生徒の練習をずっと見ていると、
思わず笑ってしまうような場面が
1日に1回くらいはあると思います。

 

 

そういった時に叱るのではなく、笑ってあげることによって、
生徒の気持ちを緩めてあげましょう。

 

 

いやいや、気持ちを緩める必要なんてない!
と思う方もいるかもしれませんが、
そういった場面が生徒の元気の良さを引き出す秘訣だと私は思います。

 

 

最後に

 

理想のチームの雰囲気は、人それぞれ違うと思います。
その理想に向かってチーム作りをしていくことはいいのですが、
大切なのは、目の前の生徒に合わせたチームの雰囲気
というものを意識することです。

 

 

みんなで明るく元気で、真剣にやる雰囲気にしたい!

 

 

そう思った時に、チームの現状が、
元気はないが、真面目にやるチームならば、
まずは練習の雰囲気を柔らかくすることが大切です。

 

 

監督によっては、練習中に緩むような場面を嫌う人もいます。
それも一つの方法だと思いますが、
厳しいだけでは、続けられない子が増えているのも事実です。

 

 

自分のチームの現状に合わせながら、
意図的に緊張と緩和を使いこなしましょう。

 

 

>>弱小剣道部が強くなった秘密

 

 

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