剣道の基本は声!声が出ない人はこの練習方法を!

剣道の基本は声!声出しで決まる【練習方法】

 

大切な声の出し方を学ぼう!

 

 

 


 

 

剣道において、大切なことは何か?
そう聞かれたら、私は間違いなく

 

 

大きな声を出すこと

 

 

と答えます。
どれだけ技が良くても、早い打ちができたとしても、
声が出なければ一本にはなりません。

 

 

私は大きな声が出ません。
そう思っている人もいるかもしれませんが、
大きな声が出ないのではなく、
体が出し方を忘れてしまっているだけです。

 

 

ここでは、剣道で大きな声を出したいと思っている人に、
大きな声が出るようになる練習方法を
紹介したいと思います。

 

 

そもそも声を出す気がない人は下の記事をご覧ください。

 

 

>>剣道で声を出す気がない人はに進む

 

 

 

 

声を出すための練習方法

 

大きな声を出しなさい!
と、どれだけ言っても、声が上手に出せない生徒は、
中々大きな声が出ません。

 

 

そんな生徒には、別で大きな声を出すための
練習をすることにしています。

 

 

大きくて通る声を出すためのトレーニングとして、
私が導入している練習方法は以下の3つです。

 

 

大声トレーニングの方法

 

1 ペットボトルを股にはさんで声を出す。

 

2 割り箸を口にはさむ発声練習

 

3 稽古中にとにかく発声練習

 

ペットボトルを股にはさんで声を出す

 

 

これは吹奏楽部の先生に
教えてもらった練習方法です。
やり方は簡単です。

 

 

水の入った2Lのペットボトルを
またにはさんで声を出します。
下の写真のように筒状にしたタオルでもいいです。

 

 

絵面(えづら)がアホみたいですよね。(笑)
生徒達も恥ずかしそうにやります。

 

 

しかし、やってみるとわかりますが
声の出かたが全然違います。
びっくりするぐらい声量が変わります。

 

 

これは
下半身が安定して、腹から声が出る
のが大きな理由です。

 

 

同じような練習方法として
防具袋を両手で持って声を出したり
中腰の状態で声を出したり
下半身を安定させて声を出す練習方法は色々あります。

 

 

手軽にできる練習方法なのでぜひやってみてください。

 

 

 

 

割り箸を口にはさむ発声練習

 

 

こちらは合唱部の先生に教えていただいた練習方法です。
これは割り箸を二膳用意して、
奥歯で噛んだ状態で声を出す練習です。

 

 

割り箸をかむことによって、
のどの奥がひらいて、声が出しやすくなります。
先ほどのペットボトルの練習と同時にやることが多いですね。

 

 

こちらもやってみると分かりますが、
のどの奥がひらく感じがよく分かります。

 

 

大きな声を出すと、のどを痛めてしまい、そ
れが嫌で声を出さない生徒がいます。

 

 

のどを開いて声を出す感覚を覚えてしまえば、
のどを痛めず大きな声を出すことができます。

 

 

また、同時に頭に声が響く感じも体験できます。
ボイストレーニングとしてはわりと一般的な練習方法みたいですね。
下に参考動画を載せておきます。

 

 

ちなみに動画の中では、
専用の道具を使っていますが、これを割り箸でやります。
当たり前ですが、ケガの無いようにだけ気をつけてください。

 

 

さきほどのペットボトルの指導方法もそうですが、
夏休みなどの時間があるときには、
他の部活の先生に指導をお願いする時があります。

 

 

他にも陸上部の練習に参加して、
体幹トレーニングの指導をお願いするときがあります。
逆に剣道部に陸上部が来て、素振りをする時もあります。

 

 

他競技に上達のヒントがたくさんありますので
剣道以外の競技にも目を向ける
ことも大切ですね。余談でした。

 

稽古中にとにかく発声練習

 

 

稽古中に声を出す。こ
れは当たり前のことだと思われるかもしれません。
しかし、稽古中のどのタイミングで声を出していますか?

 

 

おそらく
実際に基本打ちをする時にしか
声を出していないのではないでしょうか。
しかしこれはもったいない。

 

 

家で大きな声を出すことが難しいかもしれませんが
、武道場で大きな声をどれだけ出しても怒られることはありません。
練習中にずっと声を出していれば、練習効果は倍増です。

 

 

武道場で一番練習しないといけないのは、
打突や足さばきではなく声なのです。

 

 

以前関東地方で全中(全国中学校剣道大会)が開かれた時に、
練習のヒントになればと、
練習会場に行ったことがありました。

 

 

その時に関西の中学校で、
4人組の打ち込みをしている最中ずっと声を出している学校がありました。

 

 

ずっとというのは、
やっている時も、元立ちの時も、待っている時も、
ずっと声を出しているのです。

 

 

補欠で見学している生徒さえも声を出し続けていました。
指示が出ているとき以外は、
ずっと声を出しているのです。

 

 

たくさんある学校の中で、
この練習はとても目立ちました。
しかも一人一人の声量がすごいのです。

 

 

強豪校では当たり前の練習方法なのかもしれませんが、
これを導入してから生徒の声量は確実に大きくなりました。
何より稽古の活気が全く違います。

 

 

「ファイト」「声だして」「まだまだいけるよ」
こんな声を稽古中常に出すようにすれば、
大きな声も自然と出せるようになります。

 

 

声の出しかたの基礎を押さえたら、
後はとにかく声を出していくだけ。
声を出す機会を増やして、
大きな声を出していきましょう。

 

最後に

 

生徒の中には大きな声を出すことが苦手な子もいます。
そんな生徒にいつも教えるのは、

 

大きな声を出すことは誰でもできる。

 

今は忘れてしまっているだけ。

 

ということです。
私には小学生の子どもが2人います。
あまり活発ではない次男は、
今は大きな声を出すことがあまりありません。

 

 

でもそんな次男も、赤ん坊のころは夜泣きがひどくて
全然寝ることができませんでした。
腹式呼吸全開のスーパーボイスを出していました(笑)

 

 

一度生徒に腹式呼吸を見せるために、
部活に連れて行ったこともありました。
その日は稽古どころじゃなくなりましたけどね(笑)

 

 

赤ん坊の時に出せた声が、
体が大きくなった中学生に出せないわけが無いのです。ただ、
大きな声の出しかたを体が忘れてしまっているだけ
なのですよね。

 

 

大きな声を出す感覚を思い出してしまえば、
誰でも大きな声を出すことはできます。

 

 

自分は大きな声が出ない・・・。
そんなことを思う必要は全くありません。
赤ん坊の時にできたことを思い出す。
そんなつもりで練習に取り組んでください。

 

 

 

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