剣道の稽古メニューと練習内容。私の学校の練習を紹介します
剣道部の顧問になったばかりのころ、
剣道部の稽古メニューを考えるのが大変でした。
特に何も考えなければ稽古メニュー自体は
自分の経験したものを教えれば良いので楽です。
しかし生徒の力に適したメニューを与えなければ
練習効果はとても低くなってしまいます。
イメージとしては掛け算ができない生徒に
方程式の授業をしても、無意味なのと同じでしょうか。
また、稽古メニューの中でポイントを抑えた指導
というものも必要になってきます。
面打ち一つにしても、知識のある先生は
その中で様々な助言や指導をします。
こういったことも初めのころは全く私にはわかりませんでした。
結局顧問になった最初のころは
毎回同じようなメニューの繰り返しになってしまっていました。
当時の部員には申し訳ないことをしたと思っています。
剣道部の顧問を続けていく中で、
他校の先生に教えてもらったり、
自分でネットや書籍で学び続けてきました。
その結果、今では
生徒の力に適した指導や助言
が少しはできるようになりました。
正直言って今の私の指導内容の90%以上は、
他の先生から学んだり書籍で得た知識です。
しかしそれによって生徒が成長してくれるのなら
私はかまわないと思っています。
ここでは私が今まで学んできた
稽古の指導ポイントや稽古のメニューについて紹介していきます。
今回の練習方法は、ある程度できるようになってからの人向けです。
初心者におススメの稽古方法は以下を参考に!
切り返しのやり方と種類
剣道を少しでもやったことのある人は
聞いたことのある、切り返し。
稽古の最初と最後に導入しているところも多いでしょう。
剣道の段審査の中でも、筆記試験で
切り返しの目的と効果について問われることがあります。
それほど剣道において切り返しというものは、
基本的な動作を習得するために大切なものであると考えられています。
そんな切り返しの目的、効果について知りたい方は以下から
私の学校では切り返しに
たくさんの時間を使っています。
なぜかというと、切り返しの中には
剣道において大切なことがたくさん詰まっているからです。
しかし、毎回同じ切り返しだけを延々と繰り返しては、
生徒も飽きてしまいます。
そこで私の学校では切り返しの種類をたくさん用意して、
生徒にさまざまな切り返しを行わせています。
一口に切り返しといっても種類がたくさんあります。
下では練習にぜひ取り入れてもらいたい
切り返しの種類について紹介しています。
実際に行っている稽古メニューの紹介
私の学校では稽古メニューは
基本的に1ヶ月ごとに見直すようにしています。
稽古メニューは私だけではなく、
生徒がやりたいメニューも話し合わせて考えさせるようにしています。
しかし新チームになったばかりのころや
、弱点を補充しなければならない時には、
私の考えたメニューで行うようにしています。
練習の成果は1回や2回では出てきません。少なくとも
1ヶ月毎日続けた結果、「少し成果が見えてくるといいなあ」
ぐらいで取り組まなければなりません。
それくらいの気持ちで顧問が考えられないと、
生徒が思ったようにならないことからの苛立ちから、
最悪体罰のような行動に出てしまうかもしれません。
下のページではチームで強化したい部分を意識した稽古メニューを紹介します。
下のページでは時期による稽古内容について紹介します。
グループ稽古やラダートレーニングの紹介
剣道は対人競技ですので
基本的に稽古は2人組で行います。
一般的に回り稽古と呼ばれる稽古方法で
練習しているところが多いでしょう。
回り稽古は良い面もありますが、
1回1回相手を変えて行うため
時間のロスがかなり生じます。
冬場などの時間がない時には、
連続して生徒達に行わせた方が
効率的に稽古を行うことができますし、
運動量や稽古量を確保できます。
そこで取り入れたいのがグループ練習です。
グループ稽古については下のページで紹介しています。
最近では剣道部にもラダートレーニングを
積極的に取り入れている学校も多いようです。
実際に私の学校も朝の練習時間に筋トレと同時に
ラダートレーニングを取り入れています。
サッカーやラグビーと同じラダートレーニングを
剣道に取り入れても、もちろん効果はあります。
しかし、剣道独特の動きに合わせたラダートレーニングを
取り入れることでより効果的な稽古をすることができます。
下では剣道におけるラダートレーニングの
効果と練習方法について書いていきます。
その他(剣道部での稽古関係)
私の学校では、毎日朝練集の時間に
生徒に剣道ノートを提出させています。
そのノートに朱書きを入れて、
生徒にはその日のうちに返却しています。
下では私が学校で取り入れている
剣道ノートについて紹介していきます。
剣道の稽古は、広い武道場や体育館で行うのがやはり大切です。
せっかくの武道場や体育館での稽古。
そこでしかできない練習をすることが大切です。
下では私が考える
武道場や体育館でこそ、積極的に練習すべき
ことを書いていきます。
私の住む地域でも
土日の部活動が制約されてしまい
月に4日は土日や祝日などの
部活動を休みにしなくてはならなくなりました。
時代の流れとして仕方のないことかもしれませんが、
私のように部活をできればやりたい
と考えている教師にとっては、
この制約はかなりの痛手となっています。
そこで私は部活動とは別に
社会体育としての剣道教室を立ち上げることにしました。
部活動ではなく社会体育として
全く別物の扱いで行うというものです。
下では社会体育登録について紹介していきます。