剣道初段に合格したい!受かるコツを紹介【合格の秘訣】

剣道初段に合格したい!受かるコツを紹介【合格の秘訣】

初めの一歩

 

 

 


 

 

 

段位審査の中でも初めて受けるのは初段の審査。
中学生から始めた子にとっては、
とりあえず一つの目標になるのではないでしょうか。

 

 

私の学校の生徒も、引退まで部活を続けた子は
全員初段までは取得して卒業していきます。

 

 

しかし、全員一発で初段の審査を通過しているかというと、
そうではありません。学年に1人か2人は
初段の審査に一度は落ちてしまう生徒がいます。

 

 

ここでは初段に合格する人と落ちてしまう人の違いを話していきます。

 

 

初段の審査は試合と同じ?

 

私が今まで見てきた生徒の中で、
試合で勝てるようになった生徒は、
まず間違いなく初段の審査を通過します。
もちろんクセだらけの汚い剣道ではダメですが・・・。

 

 

基本のきれいな剣道で勝つに進む

 

 

初段の審査基準は以下の通りになっています。

 

 

初段は、剣道の基本を修習し、技倆良なる者

 

 

何のこっちゃ分かりませんね(笑)
難しい言葉を調べて私なりに分かりやすく書くと

 

 

初段の人は、
剣道の基本を勉強して練習して、技がちゃんと出せる人だよ

 

 

といった感じでしょうか。
かなりくだけた表現になりましたが分かりやすいですよね?(笑)
この内容から考えると、基本がわかって技が出せる人、つまり
試合でも一本を決めることができる人
という解釈を私はしました。

 

 

一本を決めることについては
別の項目に書いてあるので参考にしてください。

 

決めるには一本の基準を知るに進む

 

 

その他に、全剣連が出している初段から三段の
審査における着眼点は以下の通りです。

 

 

1. 正しい着装と礼法

 

2. 適正な姿勢

 

3. 基本に則した打突

 

4. 充実した気勢

 

こちらのほうが分かりやすいですね。
どれも基本を大切にしているものばかりです。
そして有効打突の基準になる要素ばかりなので、やはり
一本を決めきる力(試合で一本とれる力)
が必要なようです。

 

 

一本をとることができる打突、気迫、体の使い方が分かっていれば、
初段の審査は問題ありません。
試合のようにとられることに怯えすぎず、
一本とりに行くつもりでやってみましょう。

 

 

日本剣道形について

 

初段の審査から形審査として、日本剣道形が入ってきます。
日本剣道形は太刀が七本目まで、
小太刀が三本目までとなっています。
下に剣道形の参考になる動画を載せます。

 

 

 

 

少し映像が古いですが、概ね現在の形と一緒です。

 

 

概ねと書いたのには理由があって、
少しずつですが剣道形も訂正されている場所があります。
例えば七本目の抜き胴は、相手を見ながら切るのか、
切ってから見るのか、昔私が学んだのと違いがありました。

 

 

一番は講習会に参加されている
剣道連盟の先生に教えていただくのがいいでしょうね。

 

 

初段の審査は剣道形の何本目までやればいいのか?
ということですが、実はこの部分も
五段までは各都道府県に任されています。

 

 

私の住む県では一本目から三本目まで行います。
心配な方は必ず各都道府県の剣道連盟に問い合わせましょう。

 

 

形の審査においては、
私の地域では剣道形の前に講習会を開いています。

 

 

正直言って何もわからない状態でも、
その講習会に参加して3時間みっちりやれば
誰でもできるようになります。地域によっては、

 

 

講習会に参加すれば形の審査が免除になる場合もある
ようなので、有効活用しましょう。

 

 

学科試験について

 

段審査からは、学科で筆記試験があります。
形の審査、実技の審査を通過した人だけ行われるもののようです。
学科試験の内容については、
各県の剣道連盟に任されている用ですので、
先輩や先生にたずねるのがいいでしょう。

 

 

私の地域では、学科試験は事前に配られて、
その内容について簡単な小論文を書く
というものです。

 

 

事前に私が添削したりするときもありますが、
基本的には生徒同士で情報を共有しながらやっています。

 

 

その他には、剣道の理念や、剣道の用語を聞かれる
学科試験もあるようです。

 

 

県によっては、剣道連盟のHPに過去問や、
過去の出題範囲が書いてある場合もあります。
そういったものを利用して行うのが良いでしょう。

 

 

最後に

 

 

初段という言葉は、一段ではなく初段と書きます。
初めての段という言葉です。
誰でも初めてのものは難しく感じるかもしれません。

 

 

しかし、初めてということは
次(二段)もその次(三段)もあるということですよね。

 

 

最初の段審査、
ぜひ普段の練習の成果を存分に発揮して合格しましょう!

 

 

>>弱小剣道部が強くなった秘密

 

 

審査についてのあれこれ

 

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