あなたの剣道部の顧問はどんな人?指導者について考える

あなたの剣道部の顧問はどんな人?指導者について考える

 

 


 

 

顧問の先生しだいで、
あなたの剣道人生変わるかも?

 

自分でタイトルをつけておいてこんなこというのもなんですが、
剣道部の顧問にも色々な人がいます(笑)

 

 

会社の社長ってどんな人?
と聞かれもて、
色々な人がいますよ
としか答えようがないのと同じですよね。

 

 

でもせっかくなので、今まで見てきた剣道部の顧問の先生を
いくつかのタイプに分けて紹介してみようと思います。

 

 

色々と書きますが、みなさん教員ですので
基本的にはマジメでいい人が多いです。(笑)

 

 

剣道部の顧問のタイプ(レベル?)分け

 

剣道部の顧問の先生をタイプで大きく分けると、
こんな感じでしょうか。

 

 

もちろん重複していて中間の先生もいらっしゃいます。

 

 

1 剣道バリバリの熱血指導者タイプ

 

2 剣道の経験少しがあって、教えることができるタイプ

 

3 剣道未経験者タイプ

 

 

剣道バリバリの熱血指導者タイプ

 

 

一般的に部活の顧問の先生というと、
想像されるタイプの先生です。
大学でも剣道部にはいり、
社会人になってからも剣道を続けているタイプの顧問です。

 

 

私の知り合いにもこのタイプで、
学生時代インターハイやインカレに出ていた方がいます。

 

 

剣道の知識も豊富で、
技術指導でも勉強になることが多いです。

 

 

私の勤める県では、経験者の集まる強豪校は、
ほとんどの場合こういったタイプの先生が顧問をされています。

 

 

毎年結果も出しているし、
生徒も自信にあふれた剣道をしています。

 

 

こうした顧問の先生と出会えたら、
それだけで幸運だと思わなければなりません。

 

 

今全国で剣道部がいくつあるか分かりませんが、
しっかりと剣道の指導できる顧問の先生はそう多くありません。

 

 

まずはこの幸運に感謝して、練習に励んでください。

 

 

ただ、こういったタイプの先生は、
剣道の勝ち負けにこだわりすぎてしまう人もいます。

 

 

剣道の指導で有名な先生が、
負けた生徒を叱っている姿を目にしたことがあるのですが・・・。

 

 

その時の言葉が、その子の人格を否定するような言葉だったりして、
とても暗い気持ちになりました。

 

 

悲しいことに、
体罰などで問題になる先生
もこういったタイプの先生が多いです。

 

 

>>剣道部と体罰に進む

 

 

もちろんそうではない立派な先生もたくさんいます。
最初の画像の中の監督の方たちは、人間的な指導もしっかりされています。

 

 

初めに書きましたが、
剣道をしっかりと指導できる先生に部活で出会えたら、
すごくラッキーなのは確かです。

 

 

まずは指導をしっかりと受け止めて練習に励んでください。

 

 

剣道の経験少しがあって、教えることができるタイプ

 

 

中学時代や高校時代に剣道をやっていたことがあり、
多少は知識がある人たちです。

 

 

地区大会レベルだと審判をしていることも多いです。
私はこのタイプですね(笑)

 

 

このタイプは多少レベルにばらつきはあるものの、
最低限の指導はしてくれます。

 

 

防具の付け方や足さばき、素振り。
初心者も基礎の部分を教えてもらえるので、
剣道が上手になれます。

 

 

私のように勉強をして
指導の腕を磨こうとする先生もいます。

 

 

しかしこのタイプの先生は、
ある程度のレベル以上になると、
指導ができなくなることがあります。

 

 

分かりやすくゲームで表現すると、
レベル20までは育てられるけど、そこから
レベル30以上にする方法を知らない。

 

 

といった感じでしょうか。

 

 

剣道の専門ではないので、
与える知識も限界があります。

 

私自身もそうなので、
ある程度のレベルになった生徒には、
剣道教室や道場をすすめることがあります。

 

 

そこで教えてもらったことを、
部活に持ち帰ってくれると、
また周りの生徒にも良い影響がありますからね。

 

 

このタイプの顧問の先生だった場合、
ある程度は自分で考えて勉強していくことも大切です。

 

 

剣道未経験者タイプ

 

 

 

 

おそらくですが、全国の剣道部の顧問の
3分の1以上はこのタイプだと思います。

 

 

実際、私の学校の剣道部の前顧問はこのタイプでしたし
地区の顧問の先生の半分は剣道未経験者の方達です。

 

 

このタイプの先生で、
自分も剣道を始めて生徒に一生懸命教えていらっしゃる
すばらしい先生もたしかにいます。

 

 

でも、ほとんどの先生は特に教えることもしないで、
生徒にまかせているのが現実だと思います。

 

 

経験者の子がいる部活は、
その子が教えてあげたりする場合もあるとは思いますが、
全員初心者の部活は本当に悲惨です。

 

 

前顧問の先生がそのタイプだったので・・・
こんなこというのも良くないのですが、
本当に生徒がかわいそうでした。

 

 

しかしあきらめないでください。

 

 

今の学校のシステムでは、
外部コーチを雇う予算があります。(多分どの学校も)

 

 

顧問の先生から何も教えてもらえないのなら、
外部コーチを呼んでもらえるように頼んでみましょう。

 

 

また本やDVDなどで自分達で学んでもいいでしょう。

 

 

>>おすすめのDVDに進む

 

 

せっかく選んだ部活ですので、
自分たちの力で良くなるようにがんばっていきましょう。

 

 

最後に

 

 

私も同じ顧問としてやる気の無い人を見ると
憤りを感じることがあります。

 

 

せっかくいいモノをもっていても、
指導者しだいで上達が全く変わります。

 

 

正直「やる気の無い顧問」は
剣道の経験がある、ないに関わらずいます。

 

 

私なんかよりも、よっぽど剣道の知識があると思う先生で
部活指導にあまり関心がない人もいます。

 

 

ただ、部活の顧問というのは、
先生たちのボランティア精神で成り立っているものです。

 

 

平日の部活は、お金が1円も出ていないのです。

 

 

そんな中で一生懸命指導してくれる先生に出会えたのなら、
その先生が上手い下手にかかわらず感謝してください。

 

 

顧問と生徒、2つの立場
で頑張ることで良い部活はつくられていきます。

 

 

>>弱小剣道部が強くなった秘密

 

 

剣道の魅力を語ります

 

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