剣道が上手くなりたい!剣道が上達する方法とは

剣道が上手くなりたい!剣道が上達する方法とは

 

剣道が上達する方法を簡単にまとめました。

 

 


 

 

剣道を始めたばかりの人は、
上手になりたいけれど中々上達しないことに
いら立ちを感じているかもしれません。

 

 

剣道は他のスポーツと比べて、
上達の方法が少し特殊な部分があります。

 

 

筋トレや素振りはもちろん大切ですが、
それを続けていくだけでは試合に勝てるようにはなりません。

 

 

剣道で上達したければ、
やり方だけでなく考え方を変えなければなりません。

 

 

ここでは剣道が上手になりたい人に、
上達するための考え方を伝えます。

 

 

剣道の練習時間について

 

 

 

剣道部の顧問になって数年。

 

 

市大会で入賞して、
地区大会までは出場できるようになったころ。
私はふと疑問に思ったことがありました。
それは

 

 

練習時間が短いんじゃないか?

 

 

ということです。
以前顧問をしていたサッカー部では土日の1日練習は当たり前。

 

 

しかし、剣道部の顧問になってからは土曜日に8時から12時30分まで。
日曜日は練習試合が入れば1日練習。
そうでなければやはり半日しか練習をしない。
夏休みの練習も同様でした。

 

 

3年目の夏休み。私は、思い切って

 

1日練習を導入することにしました。

 

 

朝8時から12時まで練習。
その後昼食と勉強をして、15時から18時まで練習。
初めて2週間。変化が現れました

 

 

悪い意味で

 

 

まずケガ人が続出、
そして練習に対するモチベーションが明らかに下がってしまいました。

 

 

結局夏休みの後半から、
元の半日練習に戻すことにしました。

 

 

その後色々調べると、全国レベルの強豪高校ですら、
普段の練習時間は4、5時間のようです。
この話を同じ半日練習の陸上部の先生としている時に、
納得する話が聞けました。

 

 

 

100m走を1日に100回走ったら速くなると思う?
毎日8時間砲丸投げ続けてたら距離伸びると思う?

 

 

ケガするだけだよね。 

 

 

それなら短い時間集中して、
フォームとかを修正した方がよっぽど上手になるよね。

 

 

 

 

剣道という競技の特性として、
短い時間でかなり肉体的に負担がかかる。
休む時間も練習中にはほとんど無いし、
下手に続けるとケガをしたり形が崩れてしまう。

 

 

陸上の短距離走と似た特性があります。

 

 

それから1日練習は辞めにしました。
もちろん練習試合などは別ですが(休む時間もあるし)

 

 

指導者の方、練習している人。
1日続けて剣道をやるのはあまりいいことはないようです。

 

 

自宅での練習

 

 

 

自宅での上達法法として生徒にすすめているのは以下の3つです。

 

 

 

手首の素振り
剣道ノート
動画を見る

 

 

 

では順番に紹介していきましょう。

 

 

手首の素振り

 

 

 

 

さきほど1日練習するのは良くないという話をしましたが、
自宅練習はどうでしょう。
私が生徒にすすめているのは、
手首だけで手の内を意識した素振りです。

 

 

剣道の科学的上達法

 

 

という本の中でも出ていますが、
冴えのある打ちを求めていくと
結局最後は手首の使い方です。

 

 

雑誌やクッションなどを手首の力だけでたたくことによって、
打ちの冴えが出てきます。

 

 

 

 

もちろん庭などで通常の素振りをするのもいいのですが、
これならテレビを見ながらでもやれますし、狭い場所でもできます。

 

 

筋力トレーニングをかねて素振りをしたい人は、
素振り用棒を購入するのもいいかもしれません。

 

 

 

 

生徒で購入した子がいたのですが、
竹刀の振りがかなり力強くなりました。

 

 

>>素振りは剣道の基本に進む

 

 

ただ、こればかりでやると、
右手打ちになるおそれがあるので、
気をつけてくださいね。

 

 

>>剣道に筋トレは必要か?に進む

 

 

 

剣道ノート

 

 

 

 

これはサッカー部の顧問をしていた時に、
サッカーノートを作っていたことをヒントに始めました。

 

 

サッカーノートは中村俊輔さんがやっていたことでも有名ですよね。

 

 

私の学校では、剣道ノートに

 

自主練習のメニュー

 

今日の練習での反省

 

明日の練習でがんばること

 

先生への質問

 

見た動画

 

 

という5項目で書かせています。
女子はわりと上手に書いてくるのですが、男子は・・・笑。

 

 

 

 

それでもこれを始めてから、
練習へのモチベーションが変わりました。
私自身が、その子が気をつけている部分を意識して指導できるので、
相乗効果で上達していきます。

 

 

私もそうですが、社会人であまり練習時間が取れない方も、
剣道について1日10分くらい考える機会があると次の練習につながります。

 

 

私自身も段審査の練習を始めたとき、
毎回練習後に反省点を記入することで、
練習期間が1週間空いた時も、考えながらやることができました。
今は剣道部ノートなんていうオシャレな商品も出ているようです。
うちの部活の子も数人使っています。

 

 

 

 

>>剣道ノートの活用に進む

 

 

動画を見る

 

 

 

さきほど剣道ノートのところで少し紹介しましたが、
私が自主練習で一番力を入れているのがここです。

 

 

私が中学生だった頃、剣道の試合を映像で見られるのは、
全日本選手権大会と玉竜旗くらいでした。
剣道のトップレベルの選手がテレビで見られるので、録画して何度も見ました。

 

 

あれから30年ほどがたち、
今はYoutube で「剣道」と検索すれば、
ものすごい量の試合を見ることができます。

 

 

Youtubeの映像をスローで見たり、繰り返し見たりすることができます。
剣道という競技が陸上に似ているという話をしましたが、
もうひとつ似ているものがあると考えています。

 

 

それはダンスです。

 

 

ダンスの振り付けを完璧にするためには、
何度も見本を見ないといけません。

 

 

剣道もあこがれの選手と同じ動きをするためには、
何度もその打ち方を見て真似することが
上達への最短ルートだと思っています。

 

 

動画を生徒にすすめてから、
教えてもいない良い動きや、打ち方をする生徒が出てきました。

 

 

「あれ、どうやってやったの?」
と聞くと、

 

 

「動画で○○さんがやっていたので真似しました」
と答える時もあります。

 

 

剣道が上達したいなら、1日5分でもいいので、
剣道の動画を見て真似することをおすすめします。

 

 

>>動画【Youtubeで試合】に進む

 

 

自分の試合や練習の姿を撮ってもらう。

 

 

 

現在スマートホンの普及率は年々上がっています。

 

 

私の体感としては、中学生でも半分以上は持っているように感じます。
この仕事をしていると、LINEのトラブルなどで
スマホなんて無くなればいいと思う出来事もありますが(笑)

 

 

スマホによって、写真や動画が手軽に素早く撮れるようになりました。
剣道の練習でも、このスマホを効果的に使ってください。
スマホの効果的な使用。それは

 

 

自分の試合や練習を撮ることです。

 

 

よくクセを注意した生徒が、
何が悪いのか分かっていないときがあります。
その時は、タブレットでその姿を撮影して見せてあげることにしています。

 

 

「ほら、ここのこの足の引きつけが遅いんだよ」

 

 

と言ってあげると、生徒も意識して直しやすくなります。

 

 

また、試合の時もタブレットで見ながら解説をします。
自分を客観的に見ながら、考えることで次につながりやすくなります。
社会人などで練習時間が短い人こそ、
練習の時にお願いして撮影してもらいましょう。

 

 

>>動画を撮ってもらうに進む

 

 

家に帰ってから反省をするのもよし。

 

しばらくして、振り返って見てみるのもよし。

 

スランプの時に、調子が良かった時の姿を思い出すものよし。

 

 

手軽にできて効果があがる上達方法です。

 

 

剣道が上達するコツをいくつか書きましたが、
大切なのは練習以外の時に、どれだけ剣道を意識できるかです。

 

 

日々これ剣道の稽古なり

 

 

1日の隙間時間に剣道のことを意識してみてはいかがでしょうか。

 

 

>>弱小剣道部が強くなった秘密

 

 

剣道の魅力を語ります

 

>>剣道に興味のある人へに戻る

こちらもよく読まれているページです

剣道を始めたい人へ
剣道を始めたいと思う人の理由は色々とあります。始めるにあたって、悩みや不安もあると思います。しかし剣道を通して学べるものは数えきれません。
剣道の良いところ
サッカーや野球と比べたらかなりマイナーな剣道という競技。でもほかの競技には無い魅力がたくさん剣道にはあります。また、剣道を通して身につくものもたくさんあります。
試合で勝つより大切なもの
私は剣道のプロを育成するために剣道部の顧問になったわけではありません。もちろん試合に勝つことも大切ですが、それ以上に人間的な成長を私は求めてしまいます。
中学生から剣道を始めたい
私の学校には、毎年初心者の生徒がたくさん入ってくれます。というか、ほとんど初心者なので、経験者がきてくれると嬉しいのですが・・・(笑)別のページにも書きましたが、初心者ばかりの私の学校でも気持ちと努力次第で、十分経験者と同じように戦えるようになっていきます。しかし、そうはいっても、毎年5月に新入部員を対象に行う部活動懇談会では、保護者から不安の声が毎年のようにあります。今回は中学生から始めても大丈夫という話と、むしろ中学生から始めたほうが良いこともあるという話をしていきたいと思います。
剣道をやめたい人へ
剣道は冬は寒いし、夏は暑い。打たれたら痛いし、しんどいこともたくさんあります。 でもせっかく始めた剣道。やめるのはもう少し待ってみませんか?
剣道部の顧問ってどんな人
最近は体罰などがニュースでよく流れる剣道部の顧問。そんな剣道部の顧問に不安や疑問を持つ人も多いと思います。私が出会った剣道部の顧問の先生をもとに、少しだけ顧問について紹介します。
剣道女子の髪型
どんな髪型でも面をかぶれば一緒ですが、髪型によって面をかぶりやすかったり、髪型が崩れにくかったりするものがあるのは確かです。ここでは剣道女子の髪型はどんなものが適しているのかについて書いていきます。
応援旗や手ぬぐい!
剣道を始めたい、やめたい、強くなりたい。習ったらどんないいことがあるの?良いところは? どんなことでも剣道に興味のある人はぜひ見てください。
剣道に身長は関係あるのか?
私は小学生のころ、背が低くて背の高い年上の子と稽古をすると、体格差のせいで面を打つことができず、悔しい思いをしました。しかし、身長差があるから試合で勝てないかというとそういうわけではありませんでした。背が低いなら低いなりに戦い方を考えて、足を使って下を攻める剣道のスタイルに変わっていきました。剣道は対人競技にしては珍しく、体格差がそれほど試合の結果に影響しません。と、いわれていますが、中学生に関して言えばやはり体格が剣道に影響すると言わざるを得ません・・・。今回は剣道における体格差について書いていきます。
六三四の剣でやる気アップ!
ある時、私の好きな剣道マンガをモチベーションの下がっている生徒に貸してあげたことがあります。(本来学校にマンガを持ってきてはダメです笑)休み明けにその生徒は、すっきりしたような顔で稽古に取り組んでいました。剣道をやっていない時に、剣道を頑張っている人のマンガを読むことが効果的だということを、その時に初めて知りました。ここでは、私が生徒に時々薦めている、私の好きな剣道マンガ六三四の剣を紹介します。
公立中学校で全国制覇!
江島良介という人物をみなさんはご存知でしょうか?恥ずかしながら、私は全く存じ上げませんでした。時々読んでいる剣道日本に連載されていた記事を読んで、初めてこのような先生がいらっしゃるということを知りました。私が知る限り、公立中学校の剣道部顧問で江島先生以上の先生は、おそらく後にも先にも出てこないでしょう。それくらいすごい指導者としての戦績を残しています。今回は私が尊敬する(といってもお会いしたことは無いです)江島良介先生について書いていきたいと思います。
17回世界剣道選手権大会の感想
剣道の世界大会は、1970年より、剣道の国際的普及を目的に、3年に一度開かれる大会です。前回大会は日本で開かれ、見事優勝をしました。今回は宿敵韓国で開かれるということで、かなり厳しい戦いになることが予想されていました。ちなみに2006年大会以外は、日本はすべて優勝しています。結果から言うと、男女個人団体ともに、すべて日本が優勝しました。ただ、今回の試合を見て、色々と思うところがありましたので、少し書かせてもらおうと思います。
リバ剣する人した人へ!
剣道部の顧問をしていると、時々保護者の方が、昔剣道をやっていた!といった場合があります。何を隠そう私自身も高校時代から、12年ほど剣道から離れていて、剣道部の顧問になったタイミングで、再び始めたリバ剣士です(笑)剣道という競技の良いところは、いくつになっても始められるし、いくつになっても続けられる。これが一番だと思います。今回は私自身や、まわりのリバ剣士を見て、再び剣道を始める時のポイントについて、私なりに書いていきたいと思います。
剣道を始める時期や年齢のベストは?
どうしても剣道独特の動きや、竹刀を振る時の力の入れ方や抜き方というのは、中学生までに習得しておいた方がいいのです。これはゴールデンエイジという、科学的に証明されている、スポーツを習得するための機会が、中学生の年齢が最後だからです。しかしながら、あまりにも早めに始める。たとえば未就学児の状態で始める。というのは、私は意味が無いように感じます。今回は剣道を始める年齢や時期で、いつが一番いいかを考えていきましょう。
小さい子どもの剣道練習!
そもそも小さい子が剣道をやることについて、私はあまり良いとは思いません。しかし、せっかく早めに剣道を始めたのならば、その子の剣道人生の糧に少しでもしてほしいと思います。できるだけ楽しく、運動量のある。しかも剣道の基礎が養える。そんなメニューを考えています。今回は小さい子でもとりかかりやすく、剣道の技術の向上につながり、何より楽しい練習方法を考えていきましょう。
なぜ剣道強豪校は常に勝てるのか。
常に強い。良いメンバーが揃っていなくても、やっぱり最後は勝ってくる。優勝はできないかもしれないけど、入賞争いには食い込んでくる。そんな学校のことを強豪校と呼ぶでしょう。経験者の子が入ってくるから、毎年強い子が入ってくるから、だから強豪校なのだと、私はずっと考えていました。もちろんそれも大きな理由だと思います。しかし、一緒に練習をさせてもらったり、生徒や顧問の先生と話をさせてもらったりする中で、それ以外の大きな力があることを知りました。

サイトTOP 弱小剣道部が強くなった秘密 お問い合わせ