面の付け方、面紐の結び方、面の外し方を知る。

面の付け方を知ろう!面紐の結び方と面の外し方

 

面を早く付けるのも上達の一歩!!

 

 

 


 

 

防具の中でも必ず最後に付けて、
最初に外紐す防具は面です。
私の学校でも、面紐がゆるんで、
練習中に結びなおす生徒が必ずいます。

 

 

練習中に面紐が外れたり、
手ぬぐいがずれたりしてしまうと、
周りの仲間にも迷惑
をかけてしまいます。

 

 

手ぬぐいが上手に巻けるようになったら、
いよいよ面をかぶりましょう。

 

 

面は防具の中でも付け方によって
特に印象が変わる防具です。

 

 

面をきちんとかっこよく付けられるだけで、
ぐっと強そうに見えます。

 

 

面を付けるのが苦手な人も、
毎日の練習の中で面付けを特に意識していない人も、
ここで面の正しいつけ方をマスターしましょう。

 

 

 

 

 

面のつけ方

 

面をつける時にもポイントが存在します。
まずは手ぬぐいをうまくつけられないといけませんが、
手ぬぐいに関しては、別の項目に書いてあります。

 

 

>>手ぬぐいのつけ方に進む

 

 

面のつけ方のポイントは以下の3つです。

 

 

1面のかぶり方

 

2紐のしめ方

 

3縛った後の処理の仕方

 

面のかぶり方に関しては、
手ぬぐいの項目でもお世話になった、
こちらの動画を参照してください。

 

 

動画の5:40〜です。

 

 

こちらの動画を使いながら説明していきます。

 

 

では順番に見てみましょう。

 

面のかぶり方

 

 

面をかぶる時に、最初に交差している部分を
上にしっかりと上げた状態でかぶるようにします。

 

 

これをそのままやってしまうと、
後頭部を通る時に、面紐がねじれてしまう
場合があります。

 

 

面は帽子のように下からかぶるのではなく、
前からつけるものであるという認識を持ちましょう。

 

紐のしめ方

 

 

 

紐をしめる時に、最後の段階だけでしめようとする人がいます。
しかし、途中で緩んだりしていた場合、
しっかりと面紐がしばれない場合があります。

 

 

手間のように感じるかもしれませんが、
慣れてしまえば動画のように一瞬で終わることができます。

 

 

それ以外にも、一つ一つしっかりとしめることで、
面紐がねじれていないか確認することができます。
美しい着装のためにも、
しっかりとしめながら確認をしていきましょう。

 

縛った後の処理の仕方

 

 

面紐を縛り終わった後、最後に増し締めをします。
面紐をもってパンパンと力強く左右反対方向に引っ張ります。

 

 

この時面紐全体を引っ張っても意味がありません。
蝶結びをした時に、輪でつながっている
紐の長さを調整する紐と反対側を引っ張ります。

 

 

ここをしっかりと引っ張ることで、
稽古中に簡単にほどけるようなことがなくなります。

 

 

ちなみに面紐の長さは結び目から
40cm以内
と決まっています。

 

 

新品の状態だと面紐はかなり長い状態です。
使っているうちにも面紐は伸びてしまいますので、
時々確認をして切るようにしましょう。

 

 

面の外し方

 

面はつけるだけではなく、外す時にも所作が存在します。
練習が終わって気が抜けている時こそ、
大切な所作を思い出しながらやりましょう。

 

 

面を外す時のポイントは以下の2つです。

 

 

1面紐のほどき方と手ぬぐいの取り方

 

2手ぬぐいの外し方

 

面紐のほどき方と手ぬぐいの取り方は?

 

面紐のほどき方は、
後ろで縛っている状態をほどくのが正解です。

 

 

結ばれた状態のまま前に持ってきて、
目で確認しながらほどいた方が簡単ですし、
早くできる場合もあるでしょう。

 

 

しかし、剣道の所作というものは、
基本的には始め方と同じように終わるようになっています。

 

 

面紐を結んだ時に後ろで結んでいるはずですから、
外す時もやはり後ろで外すのが正しいです

 

 

手ぬぐいで汗をぬぐう時も、
面で顔を隠しながらぬぐうのがマナーです。

 

 

普段の練習では急いでいて中々できないかもしれないですが、
できるだけこうしたことを意識することが大切です。

 

 

動画の3:00〜を参考にしてください。

 

手ぬぐいの片づけ方

 

 

面を外したときに、
手ぬぐいを面にかける人がいますが、
あれは正式には間違っているようです。

 

 

もちろん休憩後にまた稽古に移る時は
手ぬぐいを面にかけることもありますが、
稽古終了後は
たたんで面の中に入れるのが正解です。

 

 

イメージとしては、下着のように考えるといいでしょう。
下着は洗いたての状態なら良いですが、
使った下着を人様に見せるのは抵抗があるでしょう。
(いや、下着だと洗いたても嫌かもしれませんが笑)

 

 

手ぬぐいも使い終わった後は
、面の中にしまって見えないようにするのがマナーです。

 

 

先ほども載せました下の動画を参考にして
正しい面の取り方を知りましょう。

 

 

上の動画の7:28〜です。

 

 

休憩中などで手ぬぐいを面にかける時は、
文字がある場合は自分から読めるようにしてかけます。

 

 

手ぬぐいを洗濯物のようにパンッ!
と音を立てて広げるのはマナー違反です。

 

 

また、干すようにフワッと上からかけるのもいけません。
静かに広げて、面布団から上に向けてゆっくりと置きましょう。

 

 

最後に

 

 

初心者の子が一番困るのは面のつけ方です。
全く見えない状態で、後ろで面紐を結ぶのは、
慣れないと非常に難しいです。

 

 

また、小さい子供は握力や力が弱くて、
なかなかしっかりと結べないでしょう。
最初のうちは結んでもらうこともあるかもしれません。

 

 

面が上手にかぶれるようになるには、
練習しかありません。

 

 

私は毎年初心者の子たちに宿題として、
家で10回面をかぶって外してくるように言います。

 

 

一週間毎日宿題をやってきた子たちは、
必ず面が正しく早く付けられるようになります。

 

 

面が早くかぶれるのも一つの技術です。
面付けが苦手な人も、ぜひ練習して素早く付けられるようになりましょう。

 

 

>>弱小剣道部が強くなった秘密

 

 

面をつけたら練習しましょう!

 

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