剣道部の保護者!保護者は子どもの応援団

剣道部の保護者!保護者は子どもの応援団

 

 

保護者も一緒に成長して!

 

 


 

 

私が剣道部の顧問になったころ、
練習試合などでお金がかかったり、
送迎をお願いしたりすると、
保護者の方からあまり良い顔をされませんでした。

 

 

そうなると、なかなか生徒を錬成会に連れていったり、
練習試合に行ったりすることが難しくなってきます。

 

 

現在は保護者の方もすごく協力的です。
中には練習試合や合宿に行った時にも、
差し入れを持ってきて下さる方もいます。

 

 

現在の学校の部活では、
保護者の方の理解と協力が無いと
生徒が成長する場を与えてあげることが難しくなっています。

 

 

今の時代、生徒を顧問の車に乗せることは禁止されていますし、
電車で移動するにもお金がかかります。
保護者の協力あっての部活なのです。

 

 

今回は保護者と部活の関係と、
協力してもらうために私が実践していることについて書いていきます。

 

 

剣道部と保護者の関係

 

 

私の学校の場合、入部してくれる生徒のほとんどは、
剣道のことを全く知らない初心者ばかりです。
生徒が剣道を全く知らないので、
保護者の方もそれまで剣道を見たことが無い人ばかりです。

 

 

剣道のことを全く知らない保護者の方も、
自分の息子や娘が一生懸命やっている剣道に
興味を持ってくれる方が多いです。
保護者の中には、一緒に剣道を始める人も時々いらっしゃいます。

 

 

>>剣道を始めたい人必見!に進む

 

 

剣道に興味を持ってくれている保護者の方は、
大会などでも熱心に応援してくれるので、
結果がついてこれば、ますます協力的になってくれます。
現在の剣道部はそういった保護者の方が多いです。

 

 

私の学校にはいませんが、
剣道をバリバリやっている保護者の方も中にはいらっしゃいます。
休日の稽古などは防具を持ってきて、
一緒に指導してくださる方もいるそうです。

 

 

しかし、そういった保護者の中には、
顧問の稽古メニューや、時には選手選考にまで
意見を言われる方もいるそうです。

 

 

そうなってしまうと、顧問との関係が悪くなり、
顧問の部活に対するモチベーションも下がってしまいます。
中にはやる気のない顧問の先生に嫌気がさして、
保護者の方が出てくる場合もあります。

 

 

しかし、形はどうあれ顧問の先生が熱心に指導している場合は、
気になるところもあるかもしれませんが、
見守るようにしたほうが結果的には良いと思います。

 

 

しかし、体罰など、どうしても気になるようなことがある場合
必ず早めに動くようにしてください。

 

 

>>剣道部と体罰に進む

 

 

剣道部を応援する方法

 

 

中学校ではあまりありませんが、
時々お揃いのTシャツなどを保護者まで着ている剣道部を見ます。
中には嫌々な人もいるかもしれませんが(笑)
その姿を見ると、保護者が本当に応援してくれているのだと感じます。

 

 

もちろん私の学校ではそういったことはありません。
しかし、いつも練習試合に来た時に
子どもの試合をビデオで撮ったり、
最後まで見ていってくださったりする保護者の方を見ると、
とても嬉しく思います。

 

 

以前別のところで書きましたが、
部活の仕事というのは、
基本的に教師のボランティアによって成り立っています。

 

 

ボランティアをした時に一番うれしいのは、
感謝や応援だと私は考えています。
保護者の方からのお礼の言葉や応援してくださる姿に、
いつも私も勇気づけられています。

 

 

>>中学校の部活はブラックかに進む

 

 

剣道という競技を選んだ子ども、
そしてその子どもが所属する剣道部を精一杯応援することで、
巡り巡って子どもの良い成長につながるのではないでしょうか。

 

 

保護者同士の関係

 

 

 

保護者の中には、車を持っていなかったり、
免許が無かったりする方もいます。
そういった家の生徒は、基本的に
別の保護者の車に乗せてもらうことになります。

 

 

そうなった時に、保護者同士が良い関係であれば、
特に問題は無いのですが、そうでない場合はトラブルの原因になります。

 

 

私のほうでも、車代を集めたり、
乗せてもらう生徒に礼を尽くすように伝えたりすることはできますが、
保護者同士の関係まではどうすることもできません。

 

 

そこで、例年2回ほど保護者の方に集まってもらい、
ざっくばらんに話し合ってもらう場を用意しています。
日頃思っていることや考えていることをアンケートに書いてもらい、
それについてみなさんに話し合ってもらいます。

 

 

また、その後練習を見学してもらい、
昼食も一緒に食べる場を用意しています。
こういった場は顧問との交流もありますが、
保護者同士の関係をつくることが一番の目的です。

 

 

保護者の関係が良くなれば、少々のお願いも聞いてくれますし、
保護者の方同士でお礼を伝えることもできます。
その中で無用なトラブルも回避できます。

 

 

もちろんそういった機会の無い部活がほとんどでしょうし、
私も他でそういった会を開いている学校をきいたことがありません。
しかし、保護者の方同士が積極的に交流をはかれば、
このような会がなくても保護者同士で良い関係をきずくことは可能です。

 

 

保護者同士の関係を良くすることで、みんなで剣道部の応援団になってくれます。
保護者に協力してもらい部活をどんどん盛り上げていくことが、
生徒の成長につながります。

 

 

最後に

 

 

保護者の方に協力していただくため、
必ず私も保護者の方に感謝を伝えます。
大会の時にも、練習試合の時にも
必ず私のほうからお礼を言うようにしています。

 

 

いつも生徒にも保護者の方に感謝するように伝えています。
なかなか中学生がそれで感謝の気持ちを素直に言えるようにはなりませんが、
その話を周りで聞いている保護者の方は、
私の気持ちを受け止めてくれています。

 

 

保護者の協力が無ければ成り立たない剣道部。
そこをしっかり心にとめて私も顧問をしていきたいと考えています。

 

 

>>弱小剣道部が強くなった秘密

 

 

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