荷物や防具を整えずに試合に挑む生徒達

荷物や防具を整えずに試合に挑む生徒達

心を整える

 

 

 


 

 

私の学校の剣道部の合言葉は以下の3つです。

 

あいさつ
掃除
整理整頓

 

一番下にきていますが、荷物の整理整頓は大会前に必ず指導する点です。

 

 

毎日使う武道場ではきれいに並べることができている面や竹刀も、
スペースが狭く、慣れない場所で美しく並べるのは難しいです。

 

 

生徒がアップをしていたり、
休憩して別の場所に移動したりしたときに、
荷物のチェックに私は行きます。

 

 

もし汚い状態で荷物を置いていた場合は、
必ず呼んできれいにさせるようにしています。

 

 

なぜ私がそこにこだわるのか。
それをやることでどういった良いことがあるのか。

 

 

ここでは自分の持ち物をきれいに並べることの大切さについて書いていきます。

 

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荷物の整理は心の整理。整理整頓を大切にする理由

 

 

私は荷物をきれいに並べることにこだわるようにしています。

 

 

竹刀袋から脱いだ服まで、きちんと片づけていない場合は、
たとえ大会前のアップ中だったとしても、片付けさせます。

 

 

しかし、後輩や補欠の子が全員分をきれいに並べても意味がありません。
自分で自分の荷物をきれいに並べるようにさせています。

 

 

なぜ私が荷物を美しく並べることになぜこだわるのか。

 

 

それは、全国中学生剣道大会(全中)やインターハイを見に行った時に、
ほとんどのチームが美しく荷物を並べているのを見たからです。

 

 

強いチームは必ず荷物を整えてから試合に臨みます。
荷物を整えることによって、心を整えているのです。

 

 

試合ではない練習の部分でも、
細かいところまでみて整えることができる人間は、
相手のスキも見逃しませんし、
先生の指導も細かいところまで理解しようとします。

 

 

荷物をきれいに並べることができたら、
試合に勝てるわけではありません。
しかし、試合に勝てる可能性はあがります。

 

 

生徒には、
荷物が5センチずれて置く人間は、間合いも5センチ見誤る
と、常日頃から言っています。

 

 

これは、公立高校である広島県立広島観音高等学校を日本一に導いた
畑喜美夫先生の言葉を借りて言っている言葉です。

 

 

ちなみに畑先生は
荷物が5センチずれて置く人間は、パスも5センチずれる。
とおっしゃっています。

 

 

上の写真は畑先生が監督を務めるサッカー部の部室です。
荷物の紐まで美しく並んでいますよね。

 

 

私の勤める学校の剣道部も、
防具や竹刀は全てきれいに並んでいます。
面と胴、垂れも紐が見えないように並べてあります。

 

 

私の学校の部室も紹介したいのですが、
身元がばれてしまいますので・・・申し訳ありません。

 

 

イメージとしては部室の棚にこんな形で並べてあります。
向きや形ももっと整えてある状態ですけどね。(笑)

 

 

ポイントは、自分で自分の荷物や防具を並べるという点です。
一人気が付く生徒がいて、
その生徒がきれいに並べたとしても意味がありません。
自分で自分のものを整えることによって、心が整っていくのです。

 

 

綺麗に並べる文化を定着させるには

 

荷物や防具をきれいに並べるというのは、
私は部活の中にある文化だと考えています。

 

 

新入生が入ってきても、新チームになっても、私がいなくても、
それが習慣として、当たり前のものとして
部活の文化になれば、続いていきます。

 

 

部活の雰囲気を変えるに進む

 

 

その文化を定着させるまでに時間がかかりましたが、
特に効果的だった方法が以下の2つです。

 

1 防具が散らかっている状態とキレイに並んでいる状態の写真を貼る

 

2 整理整頓リーダーをつくる。

 

では順番に紹介します。

 

防具が散らかっている状態とキレイに並んでいる状態の写真を貼る

 

 

これはそのままですね。
キレイに荷物並べることが、生徒に定着していないころに、
大会の会場で散らかった面や竹刀袋の写真を撮っておきます。

 

 

逆に、同じ大会でしっかりと整理されているチームの
面や竹刀袋の写真を撮っておきます。

 

 

この2つを並べて、生徒に
どちらが勝ってほしいと思われるチームですか?
と聞きます。

 

 

間違いなく生徒はきれいに並んでいるほうを選びます。

 

 

剣道は人間が審判をして、勝敗をつける競技です。
応援してもらえないことが勝敗にマイナスにはたらく場合も、
無いとは言えません。

 

 

もちろんそれで勝敗が大きく変わることはありませんが、
そういった部分をしっかりしていることで、
確実に周りの見る目は変わります。

 

 

写真を並べることで、客観的な目で考えることができます。
さらに美しい並べ方を知ることもできます。

 

 

効果的な方法だと思いますので、やってみてはいかがでしょうか。

 

 

整理整頓リーダーをつくる。

 

 

私の学校の剣道部は、全員リーダー制を導入しています。
全員何かしらのリーダーをします。

 

 

その中に、男女1人ずつ整理整頓リーダーを作っています。
整理整頓リーダーの仕事は、防具や荷物の状態をチェックして、
不備があった時にその生徒に声をかけることです。

 

 

リーダーの生徒が直してしまうのはダメだということを、
全体に対してしっかりと初めに指導します。

 

 

後輩や先輩にも伝えないといけない場面は出てきますので、
整理整頓リーダーになる生徒は、
周りの生徒に自分の意見を伝えられる生徒を選ぶようにしています。

 

 

荷物をきれいに並べないといけない
という考え方が頭にある状態で、周りからの声掛けがあることにより、
生徒の間の意識として定着していきます。

 

 

しばらくすれば、リーダーが声をかけなくても、
周りの生徒同士で声をかけることができるようになります。

 

 

そこまでいければ、部活の文化として荷物整理が定着してくれます。
時間はかかりますが、ぜひ取り組んでください。

 

 

最後に

 

人が生きていくうえで、荷物や身の回りを整理整頓できることは、大切なことです。

 

 

大好きな彼女の家に遊びに行ったら、
部屋がぐちゃぐちゃで汚かったらどう思うでしょう。
尊敬する先輩のデスクが散らかっていて、
よく書類を無くしていたらどう思うでしょう。

 

 

そんなことは関係ないと思われる方もいるかもしれませんが、
そういったことを気にする人は確実に周りにいます。

 

 

逆に言うと、靴をしっかりと揃える姿を見たり、
きっちりと整理された部屋を見たりした時に、
良い印象を持ってくれる人がいるということです。

 

 

荷物を整えれば試合に勝てるわけではありません。
しかし、確実に人間性の部分で勝つことはできます。

 

 

剣道が上達するためだけではなく、人として成長するためにも、指導していきたいですね。

 

 

>>弱小剣道部が強くなった秘密

 

 

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