剣道着と袴の干し方!美しい状態を保とう!

剣道着と袴の干し方!美しい状態を保とう!

 

 

干し方ひとつで大きな違い!

 

 


 

 

剣道着や袴は普通の洗濯物と同様に扱ってはいけません。
洗い方や干し方にも気を付けなければならない点があります。
剣道着や袴の洗い方は以前別のページで紹介させていただきました。

 

 

>>剣道着や袴の洗い方に進む

 

 

洗濯は洗ったところまでで終了ではありません。
しっかりと乾かすためには干す必要があります。
そして、干した後にもちょっとした工夫で、
美しい状態を保つことができます。

 

 

ここでは洗い終わった剣道着や袴の干し方と、
その後の保存の仕方について紹介していきます。

 

 

必ず陰干しをしよう

 

 

 

 

天気の良い日に洗濯物が物干しざおに並んでいる。
とっても良い気分になりますよね。
しかし、剣道着や袴を天日干しするのは絶対にいけません。

 

 

天日干しをしてしまうと剣道着や袴は色あせしてしまいます。
太陽にふくまれる紫外線は、除菌をしてくれるというメリットもありますが、
人間の肌を焼いてしまうほどの力があります。

 

 

この紫外線を剣道着や袴にガンガン当ててしまうと、
防具の表面が傷み、色あせてしまいます。

 

 

紫外線には物の色を変化させる
光化学作用というものがあります。剣道着や袴の場合は色が
だんだんと抜けていってしまうのです。

 

 

これはほとんどの道着や袴が当てはまります。
藍染めの剣道着や綿袴以外にもテトロンの袴(化学染料)でも
色あせてしまいます。

 

 

私も夏に汗を乾かすために窓際にテトロン袴を干したら、
次の日には日に当たった場所だけ色あせてしまいました(笑)

 

 

例外なのはジャージ道着でしょうか。
ジャージ道着は普通の衣類と同じような加工をしているためか、
天日干ししても全く色落ちしませんでした
(実験したものは大丈夫でしたが、ものによってはダメかもしれません)

 

 

>>剣道着の種類に進む

 

 

>>袴の種類に進む

 

 

白い剣道着や袴は色落ちしないので
大丈夫かというと、それは違います。

 

 

白の剣道着や袴の場合は日焼けして黄色っぽくなってしまいます。
たとえば真っ白い紙も長時間太陽に当たっていると、
日焼けして黄ばんできますよね。これと同じ理由です。

 

 

私の学校の生徒たちの中にも、
練習が終わった後道着や袴をハンガーにつるして帰る生徒がいます。

 

 

その時も、北側の窓か、部室の中に干すように指示しています。

 

 

これは剣道着や袴に限らず、防具も同じです。
同様の理由で色あせてしまったり、
生地が傷んだりしてしまいます。

 

 

>>防具の干し方に進む

 

 

ここでよく保護者の方にも誤解されるのですが、
陰干しというと暗い場所で干すという
イメージを持つ方がいらっしゃるようです。
これは陰干しという言葉の意味とは違います。

 

 

陰干しというのは直射日光の当たらない場所という意味で、
暗所干しという意味ではありません。
というか真っ暗な部屋なんて、なかなかありませんし、
あったとしてもなかなか乾きませんよね。

 

 

 

 

上の写真のように日陰になっている場所や、
直射日光の当たらない場所ならばOKです。

 

 

袴の干す時と干した後の処理

 

 

剣道着は陰干しして終わりなのですが、
袴は洗う時にも干す時にも、
ヒダの折り目がとれないように気を使う必要があります。

 

 

洗う時にはクリップなどで軽くとめるなどしておくと良いのですが、
毎回のことだとそれも面倒です。
なので、干す時にしっかりとヒダの折り目をつけるようにしましょう。

 

 

 

 

上の写真にはクリップがついていますが、クリップが無くても
しっかりと折り目を付けた状態で干せば問題ありません。

 

 

また、下の写真のように洗濯ばさみ付きの袴用ハンガーですと、
そのまままっすぐ折り目をつけて干すことができます。

 

 

 

 

ヒダをしっかりとつけた状態で干しても、
綿袴などは細かいシワが残ってしまいます。
遠目だとわからないですが、近くで見ると
細かいシワがあるのはかっこ悪いですよね。

 

 

下の動画のようにアイロンをかけてきれいにする
という方法もありますが、これはけっこうな手間になります。

 

 

 

 

アイロンなどがめんどくさい私時が々やるのが、
新聞紙などの紙で挟んだ状態で上に布団を敷いて
一晩寝るのが一番楽なという方法です。

 

 

ベッドの場合もマットレスとシーツの間に挟んだり、
ソファの座る場所で挟んだりするのもいいでしょう。
アイロンより手間も少ないですし、。
アイロンほどではありませんがきれいになります

 

 

今はプリーツ加工という折り目がとれにくいものもあります。
これがあれば全く取れないわけではありませんが、
干す時に軽く伸ばしてやればしっかりと折り目がついたままになります。
興味のある方は購入してみてはいかがでしょうか。

 

 

>>弱小剣道部が強くなった秘密

 

 

きれいに洗った剣道着で練習しましょう!

 

>>剣道の稽古メニューを紹介に進む

 

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