塩の吹いた防具をきれいにする。濡れた布で拭きとろう!

塩の吹いた防具をきれいにする。濡れた布で拭きとろう!

夏場の防具のメンテナンス!

 

 

 


 

 

夏場の剣道で一番の問題は、大量にかく汗です。
汗だけならば問題は少ないのですが、
その汗を大量に吸っているのは、
面や小手などの防具なのです。

 

 

大量に汗を吸った防具も、乾かしてしまえば
水分は無くなってくれます。
しかしそのままにしておくと、雑菌が繁殖して
臭いやべたつきの原因となります。

 

 

臭いやべたつきの対策については
下の内容を参考にしてもらえればと思います。

 

>>防具の干し方に進む

 

 

>>剣道具の臭い対策に進む

 

 

臭いやべたつきをとっても、残ってしまうのが、
汗に含まれている塩分です。
塩分は防具の中に染み込み、
最終的には防具の外側に白い粒として出てきます。

 

 

これをそのままにしておくと、
面全体が白っぽくなってしまい、
見た目がとても悪くなってしまいます。

 

 

今回は潮の吹いた防具の
お手軽な手入れについて書いていきます。

 

 

潮の吹いた防具の手入れの仕方。

 

潮の吹いてしまった防具の手入れはいたって簡単です。

 

 

面の塩が吹いている状態を確認しましょう。
いやあ、我ながらかなり汚い状態ですね。
私は汗っかきなので、2日間使っただけでこの状態です。
早速きれいにしていきましょう。

 

 

まずいらなくなった布を用意します。
この時の布は、タオルや雑巾などの厚い布だと、
細かい部分まで拭けません。
おすすめはいらなくなった手ぬぐいです。

 

 

布を水道で濡らして固く絞ります。
この時水分がたくさん含んでいる状態ですと、
一見きれいになったように見えますが、
塩分が再び面に染み込んでいるだけなので注意してください。

 

 

水で濡らした布で面を拭いていきます。
この時に、ゴシゴシと面を拭くよりも、
軽くたたきながら拭いていく方がきれいになります。
これで潮の吹いた面の手入れは終了です。

 

 

拭いた後の面の状態です。どうでしょうか?
最初の状態と比べてもかなりきれいになったのが分かります。
乾いた後に再び塩が出てきたときは、
この操作を繰り返しましょう。

 

 

それでもダメな場合や、生地の隙間の潮がとれない場合は
いらなくなった歯ブラシなどを使って
たたき洗いをしてもいいでしょう。

 

 

ブラシで強くこすると生地を傷める原因になりますので、
あくまで優しく洗うことを意識しましょう。

 

 

終了後は面型を崩さないように、
面紐をしばった状態で乾かしておきましょう。

 

 

最後に

 

今回紹介した方法は、
こまめに行う簡易的なメンテナンス方法です。

 

 

夏場に何カ月も何もしないままでいると、
塩が面の中に大量に染み込んでしまい、
簡単には取れなくなってしまいます。

 

 

換気扇の掃除と一緒で、大掃除の時だけで
完璧にきれいにしようとしてもうまくいきません。

 

 

毎日のこまめな手入れを忘れないようにしましょう。

 

 

>>弱小剣道部が強くなった秘密

 

 

きれいに洗った剣道着で練習しましょう!

 

>>剣道の稽古メニューを紹介に進む

 

>>剣道具のメンテナンス方法に戻る

こちらもよく読まれているページです

剣道着と袴の洗い方
剣道具の中でも、一番汗を吸って、一番洗う機会の多いのが剣道着と袴でしょう。普通の洗濯物のように洗ってしまうと、剣道着や袴はすぐに傷んでしまいます。ここでは剣道着と袴の正しい洗い方を学びましょう。
新品の剣道着や袴の扱い方
新品の剣道着や袴。これから長い付き合いになるものが手元に届いた時には本当にワクワクしますよね。しかし、新品だからこそ気を付けなければならないこともたくさんあります。ここでは新品の剣道着や袴の扱い方について紹介します。
剣道着と袴の干し方
洗濯は洗ったところまでで終了ではありません。しっかりと乾かすためには干す必要があります。そして、干した後にもちょっとした工夫で、美しい状態を保つことができます。ここでは洗い終わった剣道着や袴の干し方と、その後の保存の仕方について紹介していきます。
竹刀の手入れの仕方を知る!
竹刀は少しくらいの傷み方ならば、手入れをしてあげれば使い続けることができます。竹刀の手入れも剣道の大切な稽古のひとつです。ここでは竹刀の手入れの仕方を学びましょう。
竹刀の組み方、ばらし方!
私の学校の生徒にも竹刀を組み立てることに憧れをもってほしいと思っています。生徒に最初に購入してもらう竹刀は、わざとバラバラのものにしています。その竹刀を私や先輩に教えてもらいながら自分の竹刀にしていくのです。自分で作った竹刀は愛着があるようで、組み立て済みの物を買うよりも大切にする気がします。剣道をやっているのに竹刀の組み立てもできないのは恥ずかしいことだと私は考えています。ここでは剣道のある意味基本ともいえる竹刀の組み立て方について学んでいきましょう。
剣道具の臭い対策
剣道のイメージのトップ3に入るであろう剣道具の臭い。剣道をやっていない人からすると、あの臭いは我慢できないようです。ここでは私が実際に行っている臭い対策について紹介していきます。
防具の干し方
防具を干すのに説明がいるのか?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、干し方ひとつで、防具の傷みかたも大きく変わります。ここでは、正しい防具の干し方について書いていきます。

サイトTOP 弱小剣道部が強くなった秘密 お問い合わせ