級位審査と段位審査は試合とは別物?

級位審査と段位審査は試合とは別物?

剣道の級とか段って何だ?

 

 

 


 

 

「私は剣道をやっています。」と人に話すと、
興味を持ってくれた人は間違いなく

 

「剣道何段ですか?」と質問してくれます。

 

 

私自身剣道の段位にそこまでこだわりはありません。
しかし、周りからのアドバイスもあって、
再び剣道を始めたタイミングで、段審査を受け始めました。

 

 

ここでは剣道の段位審査と
級位審査のもつ意味について書いていきます。

 

style="display:block"
data-ad-client="ca-pub-1365564456360931"
data-ad-slot="2764597430"
data-ad-format="auto">

 

剣道の段位はその人の試合の強さを表すものではない?

 

剣道を続けていくと、先生や周りの人から、
級位や段位をとるようにすすめられます。
剣道においてひとつの目標として取り組んでいる方たちもいます。

 

 

しかし、この級位や段位というものは、
試合などとは全く別物なのです。
もっと言えば級位や段位が何も無くたって、
試合の勝ち負けには全く関係しません。

 

 

ありえないですが、剣道3級の人が
全日本選手権に出場して優勝することも可能なのです。

 

 

ちなみに、全日本選手権は第32回(1984年)から
第37回(1989年)までは、段位制限があり、
六段以上は出場できませんでした。
その後五段以上に緩和され、
第43回(1995年)に段位制限が撤廃され20歳以上に改められました。

 

 

最近全日本選手権に20歳で入賞した
中央大学の梅ケ谷選手は剣道三段でした。
私は現在剣道剣道四段なのですが、
彼と試合しても1分もせずに二本負けするでしょう。

 

 

このように剣道の段位は
試合の実力とはあまり関係がないのです。

 

 

では何のために級位審査や
段位審査というものが存在するのでしょうか?

 

 

級位審査や段位審査の意味とは

 

試合の実力とは別物である、
級位審査や段位審査。
それを理由に級位や段位をとることは
全く無駄だと考える人もいます。

 

 

しかし、私は級位や段位というものは
やはり存在意義があると考えています。
私が考えている級位審査、段位審査のもつ意味は
以下の2つです。

 

 

1 自分の剣道を見直すことができる

 

2 剣道愛好家のモチベーション維持

 

 

自分の剣道を見直すことができる

 

 

普段中学生と一緒に練習していると、
どうしても変なクセがついてしまいます。
また、打突の機会などを意識することも減ってしまいます。

 

 

このような問題点と向き合い、
自分の剣道を見直す機会になるのが
段審査ではないでしょうか。

 

 

試合用の剣道だとどうしても避けたり、
下がったりすることが出てきます。
また打たれないように
予防線を張りながら攻めていく場合もあります。

 

 

しかし、剣術の流れを組む剣道は、
機会を見つけた時点で捨てきった技を出すものです。
そこで逆に打たれてしまったら仕方がない
と思わなければなりません。

 

 

そういった剣道を続けることで、
逃げずに思い切って立ち向かう
人間として成長できると思います。

 

 

逃げながら避けながら技を出す剣道ではなく、
機会を見つけて思い切って打っていく、
そういった剣道に目を向けることで
自分の心の成長につながるでしょう。

 

 

剣道の理念では人間形成を第一においています。
段審査を機会に、自分自身を見つめ直すのも大切ですね。

 

 

剣道愛好家のモチベーション維持

 

 

剣道を続けていく中で、やはり目標となるものが必要です。
学生時代ならば大会をはじめとした試合になるでしょう。
しかし、年齢を重ねて試合も少なくなり、
中々勝てない人も多いでしょう。

 

 

現在剣道人口は180万人以上といわれています。
(といってもこれは有段者登録数で、
中には亡くなっている方もいると思います)

 

 

これだけ多くの人が剣道をやっているのは、
やはり段審査という目標があるからに違いありません。

 

 

私は教員大会や段審査の前などに、
剣道教室で稽古に行かせてもらうことがあります。
その時に一緒に練習する方の中には、
大人になって始めた方が何人かいらっしゃいます。

 

 

その方たちと試合稽古をすると、
ほぼ一方的に私が打ち込むかたちになります。
小さいころからやっていた私と比べると、
動きがやはり違いますからね。

 

 

しかし、段審査用の剣道となると話は変わります。

 

 

しっかり構えて逃げずに前に出ていき、
まっすぐ打ち込んでいくので、
審査員からはとても印象がいいのでしょう。
私よりも段位が上の方もいらっしゃいます。

 

 

大人になって始めた方たちにとって、
試合に勝つということは中々難しいです。
では何を目標にやるかというと、
やはり段位審査です。

 

 

みなさん段位審査をいつも念頭に置いて、
稽古をつまれているようです。

 

 

このように剣道愛好家にとっての目標となり、
モチベーション維持につながっているのが、
級位審査、段位審査ではないでしょうか。

 

 

最後に

 

級位審査や段位審査は、
その人の試合の実力をあらわすものではない
という話をしてきました。
これは審査が

 

 

更新の必要がない(一度とったらずっとOK)

 

年齢制限がある

 

 

というシステムになっていることが大きいでしょうね。
40年前に三段をとって
剣道を辞めた80歳のおじいちゃんは、三段のまま。
インターハイで優勝しても高校生なので三段。

 

 

ここらへんに疑問を感じて段審査を受けない人は、
私のまわりにも結構います。

 

 

しかし、段位審査は別物で、
剣道本来の動き等を再確認する場
として考えてみてはいかがでしょうか。
そうすることで、何かしら得るものがきっとあるはずです。

 

 

みなさんの剣道人生がさらに豊かになることを願っています。

 

 

>>弱小剣道部が強くなった秘密

 

 

審査についてのあれこれ

 

>>級位段位審査に挑戦に戻る

こちらもよく読まれているページです

級位審査に合格したい
段審査を受ける登竜門になる級位審査。 私の学校の生徒は、ほぼ全員落ちずに毎回合格してきます。ここでは級位審査を受けるときのポイントを紹介していきます。
初段に合格したい
私の学校の生徒も全員一発で初段の審査を通過しているかというと、そうではありません。学年に1人か2人は初段の審査に落ちてしまう生徒がいます。ここでは初段に合格する人と落ちてしまう人の違いを話していきます。
剣道段審査の筆記試験対策
剣道の段審査には学科試験と呼ばれる筆記試験が存在します。各都道府県によって学科試験の内容は違いますが、剣道の用語や理念を答える県もあるでしょう。もちろん段審査のためだけではなく、剣道をやる人間としては、一つ一つの用語を正しく理解し、自分の稽古に活かしていくことも大切です。ここでは普段は使わない剣道の用語を紹介していきます。
四段五段に受かるには
剣道部の顧問になり自分の稽古をはじめて、34歳の時に再び四段の段位審査を受け、無事に一発で合格することができました。ところが五段については、うまくいかず、残念ながら2回落ちてしまいました。3回目に何とか合格できましたが、立ち合いについては反省点が多かったです。今回は私なりの段位審査合格のコツと、四段・五段の審査のポイントを紹介します。

サイトTOP 弱小剣道部が強くなった秘密 お問い合わせ